2019年6月6日木曜日

2019年6月5日【カヤック・SUPの安全運航に係る検証および意見交換会】海上保安庁に行ってきました!

6月5日、横浜にある海上保安庁の「海上防災基地」にお邪魔して、カヤック、SUPとその他水辺のレジャーに関わる関連団体が集まる「カヤック・SUPの安全運航に係る検証および意見交換会」に出席してきました。


会場についたらこんなん。笑
さすが海猿です!


先月下旬にテスト検証をしての、今回が本番です。
僕はJSCA日本セーフティカヌーイング協会の理事として出席しました。(おかげさまで出席だけで漕いでいません笑)

今回はアメリカのコーストガードやACAアメリカカヌー協会の方も出席されていました。


会場となった横浜海上防災基地には実験プールがあり、風、波を人工的に作り出すことができ、強風・高波の中で初心者と上級者(プロガイド)の運航(漕艇)の違いをデモンストレーションしました。


再乗艇やロールも実験。


初心者がひっくり返ってしまった場合のレスキューも検証します。


波と風に翻弄されながらのレスキューでは、二人がかりですることもできることを見てもらえました。
ここではレスキューしているカヤックを別の漕者が牽引して、風下に流されること、艇が風と波に対して横向きになることを防いでいました。


実験ではシーカヤックだけではなく、近年急激に人気が高まってきたフィッシングカヤックでも実施。

漕者は「KAYAK55」赤澤さんです。
リアルシチュエーションに近付けるため、昨日の釣行のままの装備で実験に臨みました。


こちらも風や波に翻弄されながらも、ベテランカヤッカーであればそれなりに対応できることを実証しました。


最後にSUPです。
初心者は波風の中では立っていることができず、膝立ちや正座で漕ぐことしかできなくなり、そのあとであえなくひっくり返ってしまいました。


SUPではリーシュ(自分とSUP本体を結び付けておくヒモ)が装着されていなかった場合に、ひっくり返ってしまうと上級者でも風に流されていくSUPに追いつくことができないことを実験しました。

これも「想像できるリスク」から「見える化」することでリーシュの大切さを実感することができる実験でした。


検証実験の後、会議室に移動して意見交換会が行われました。
全部で50名ほどの出席でしたでしょうか。


本来は実証実験の意見交換をする場でしたが、せっかくアメリカからコーストガードとカヌー協会の方がいらっしゃっていたので、アメリカの現状についての質疑が多くなりました。


活発な質疑応答がなされ、意見交換会も終了。
今回の検証した内容や撮影した動画は、後日、海上保安庁の「ウォーターセーフティガイド」のページにアップされる予定です。

上の写真はアメリカカヌー協会の方とJSCAの山口代表理事の挨拶風景を写真に収める紺野業務執行理事の図。笑
陸でもカヤック屋さんはちゃんと仕事しているんですよ!


帰途、会場のすぐご近所にある「サウスウィンド」のヨッシーと、「カヌーワールド」誌のお二人、そして「アースクエスト」紺野さん、「RAINBOW」中谷さんと僕とで反省会へ。


「サウスウィンド」おすすめの中華料理屋さんだけあって食べ物みんな美味しかった~。
特に中国北部で採れるツバキの若葉の天ぷらはビールが進む進む♪

辛辣な意見も飛び交う反省会でしたが(笑)、海上保安庁さんが積極的に海の安全対策に取り組む動きの中で、パドルスポーツ事業者や販売店、メーカー、雑誌社などとが連携し、安全啓発と事故防止を進めていくことができたらいいなと思いました。


ご出席されたみなさま、今後ともよろしくお願いいたします!!




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