2021年3月14日日曜日

2021年3月14日【JSCA指導者検定会 シーガイド課程三重会場&ベーシック課程南伊勢会場】

今週はJSCA指導者検定会に明け暮れました。

 

まず行ってきたのは紀北町で開催された【シーガイド課程】。

サニー本橋はインストラクタートレーナー(検定員)になるための研修として全日程3日間参加してきました。

 

 
ロックガーデンでのボートコントロール。
静水でのパドリングテクニックだけではなく、コース取りや波のタイミングなども考えてスムーズにカヤックを操作できているかを見る課目です。
 
 
いくつかの課目はワークショップ形式で行われていました。
検定員から一方的に話をするのではなく、受験者同士でワークショップは進められます。
こうしたスタイルは気付きが多く、学びが深くなりますね。
 
 
模擬ツアー中の一コマ。
もちろん検定員が故意に沈脱し(笑)、先導していたガイド役の受験者の対応を見るための課目です。
お客さまを先導している時、何を考え、何を見て、何を聞き、そして次にどう動くかを瞬時に継続的に考えるのがガイドの仕事です。
 
 
検定は夜中まで続きます。
ツーリングプランを練ったり、講義と筆記試験をしたりと、みっちりスケジュールで内容の濃い検定会でした。
 
サニー本橋が受験した頃は「インストラクター2応用課程」と呼ばれていましたが、今年度から大幅に内容が改変され、名称も「ガイド課程」になりました。
【シーガイド課程】は海をガイドするために求められる安全や技術、知識、そしてお客さまとのコミュニケーションを問う検定でした。
ガイドの現場でモノを言うのは想像力や想定力ではないでしょうか。
 
受験者の皆さんにとっても、もちろんサニー本橋にとっても非常に有意義な三日間でした!
そしてこんな現場力が問われる検定会運営をしていた検定員(ガイドトレーナー)の皆さんも本当にお疲れさまでした!
 
 
 
そのすぐあとの二日間は、今度はサニー本橋自らがカヤックインストラクターの登竜門【JSCA指導者検定会ベーシック課程】を実施しました。
 
 
今回はサニーコーストカヤックスにて講義を行いました。
プロジェクターをネットでレンタルして準備もばっちりです。
 
 
先日、事前講習会を受講いただいた受験者の方。
初日は丸一日、講義と筆記試験ですが、集中力を切らさずしっかり受講していらっしゃいました。
 
 
二日目は実技課目です。
風が吹いていたので場所を移動して実施しました。
 
 
そして午後はレスキュートレーニング。
しっかりと再乗艇もできるようになりましたね。
寒稽古お疲れさまでした~。
 
結果は見事に合格!
今後のご活躍、期待しております。
 
 
コロナ禍のおかげで再び注目を集めはじめているカヤックでの自然体験アクティビテイ。
新規参入を考えている事業者さん、行政さんも増えてきていると聞いていますが、これから新規事業を立ち上げるのにまさか無資格・無所属で始めませんよね?
 
もうそんな時代ではないのです!
 
日本には全国組織のカヤックの協会があり、資格認定や公認制度を行っています。
サニーコーストカヤックスが加盟している「JSCA日本セーフティカヌーイング協会」では、全国各地に検定員がおり要望に応じてインストラクター検定を実施することができます。
 
サニーコーストカヤックスも検定会を実施できる公認スクールです。
カヤックで新規事業を始めようとお考えでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
厳しい現実をお話しいたします。笑
 
 
カヤックインストラクターもガイドも、一日にして成らず。
まずは【JSCA指導者検定会ベーシック課程】でプロとしての一歩を踏み出してみませんか?
 
 

2021年3月1日月曜日

2021年3月1日【JSCA日本セーフティカヌーイング協会 指導者検定会ベーシック課程】

 この週末は【JSCA日本セーフティカヌーイング協会 指導者検定会ベーシック課程】を実施しました。

 

 

受験したのは三重大学「自然環境リテラシー学」受講生の二人です。

【JSCA指導者検定会ベーシック課程】一日目は講義と筆記試験。

 

 
会場には南伊勢町商工会さんの会議室をお借りしました。
施設も設備も整っており、職員の方は三密回避のために心を尽くしてくださり、本当に素晴らしい会場なのです!

講義は「総論」「安全について」「パドルスポーツの基礎知識」の90分ずつの講義が3コマとそれぞれの筆記試験があるので丸一日掛かります。
 
 
講義は検定会テキストに沿って進めていきますが、机上のお話だけで終わらせることなく、カヤック本体やライフジャケット、ウェア類の実物を見ながら学んだりもします。
 
 
こちらは「安全」の講義でお見せしたサニー本橋のファーストエイドキット。
現役のカヤックインストラクターが講義し検定員をする【JSCA指導者検定会ベーシック課程】ならではの濃密な内容になるのです。
 
 
二日目は実技検定です。
まずは基本パドリングテクニックを確認する「漕艇技術課目」。
 
ビデオ撮影をするので後で自分のパドリングフォームをチェックすることができます。
  
 
続いてインストラクションを確認する「指導技術課目」。
インストラクター役と参加者役とに分かれてワークショップ形式で「PFD装着」「乗艇下艇」「陸上パドリング」を実演してもらいます。

こうした陸上講習に正解というのは無いのですが、いろんな人のインストラクションを見て聞くことはとても勉強になるものです。
そこで、受験者二人の実演が終わった後にフィードバック講習としてスタッフMくんにも実演してもらい、さらにサニー本橋が手練手管(!?)をお話しました。
 
 
最後は「安全技術課目」としてレスキュートレーニングを行います。
上の写真は牽引(トーイング)の練習。

トーラインを使うだけではなく、道具がない状況も想定して練習しました。
 
 
そしてセルフレスキューとアシストレスキュー(グループレスキュー)も練習します。
二人とも5mmのウェットスーツを着込んで気合も十分、もちろん再乗艇もなんなく一発成功できました!
 
 
すべての検定課目を終え、いよいよ結果発表です。。。
見事、二人とも合格でした!

合格発表の後に「漕艇技術課目」で撮影した動画を見てフィードバック。
検定のすぐ後に海上でもフィードバック講習を実施しているので、今やったらもっとイメージ通りにカヤックを動かせるようになっていると思うので半日前の自分の漕ぎ姿が歯がゆいですよね。笑

【JSCA指導者検定会ベーシック課程】はパドリング技術や知識をテストするだけではなく、この二日間でさらにレベルアップ、アップデートしてもらうことを目的にしています。
検定に合格することがゴールなのではなく、合格してからがカヤックインストラクターとしてのスタートであり、さらなるステップアップの第一歩なのです。

お二人の今後の活躍を祈念しております!
合格おめでとうございます~!!
 
 
 
サニーコーストカヤックスでは【JSCA指導者検定会ベーシック課程】を少人数でも開催しております。
【JSCA指導者検定会ベーシック課程】は艇種ごとに検定を行っており、今回は「シーカヤック」での受験でしたが「レクリエーショナルカヤック」「シットオントップカヤック」での受験も承っております。
 
ウィズ・コロナと言われるこれからの時代にますます注目を集めているパドリングスポーツを事業として活動していく上で、

・専門の資格を取得している
・全国組織の協会に加盟している

というのは事業者として最低限の常識と言えます。
旅行会社もアウトドア専門ポータルサイトも<資格所有>と<協会加盟>を重要視しています。

そして「JSCA日本セーフティカヌーイング協会」は全国に公認スクールのネットワークがあり、様々な業態の事業者が加盟し、情報交換や各種研修を積極的に行っています。
事業を継続していく上で業界情報のアップデートは必須ですよね。
 
 
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいませ!!