2021年4月23日金曜日

2021年4月24日【3/27、28 三重アウトドアフェスティバル出店】

 先月末のことになりますが、四日市市民公園で開催された【三重アウトドアフェスティバル】にサニーコーストカヤックスとして出店しました。

 

 

このイベント、実は一年越しの開催でした。

うん、色々ありましたね、この一年は。主催されたFM三重さん、お疲れさまでした~。

 

 
 サニーコーストカヤックスのブースはこんな感じに。
 
 
がっつりカヤックフィッシング推しですね。笑
展示したカヤックは、
 
・バイキングカヤック「忍」
 
やっぱり注目度ではナンバー1でした!
ネットで見るのと実物を見るのとは大違いですし、魚探やロッドホルダーなども艤装しておいたのでよりリアリティを感じることができたのではないでしょうか。

 
カヤック半日ツアーで活躍中の、

・パーセプション「コブ2」
 
こちらは子供たちの試乗(!?)が大人気でした♪
今度は海に浮かべて乗ろうね~。
 
 
そして国産FRP製フィッシングカヤックの、

・ロックンロールカヤックス「デスペラード」

この車載したままの展示がなかなか好評でした。
カヤックを車に積載しているのってイメージしにくいですからね、こうして間近で見ることができてふーんと納得顔のお客さまがたくさんいらっしゃいましたね。
 
 
こうしてホワイトボードに料金表を書き、テーブルにパンフレットを並べ、パソコンのモニターで動画を流しました。

昨シーズン中にGoproで撮りためた動画は山ほどあったのでそこからいい感じのをピックアップして再生していたのですが、動画はもっと大きなモニターで映せばよかったかなと反省です。。。
 
 
テーブル、イスを並べてカップを置いて、浜辺でのコーヒーブレイクをイメージした展示も。
当初の予定ではドリップコーヒーの販売も企画していたのですが、コロナ対策のため飲食はNGに。残念ですー。
 
 
このカップやポットはすでにツアーで使っていますが、実は昨年の春先にイベント出店もあるし見栄えのいいヤツを買っておこう、ということで用意したものでした。
やっと晴れ舞台に並べることができました。
 
 
こちらも現役バリバリのポット。焚き火仕様と化したGSIのパーコレーターです。
なんとなくMSRのドラゴンフライも持って来て置いときました。

どちらももともとはサニー本橋個人の装備でしたがすっかり業務用です。
 
 
お蔵入り中のスノーピークのダッチオーブン「ぶんぶく」。
これまた使い込まれてサビサビのスノーピークの「焚き火台M」とセットで展示。
(※ 薪は近所の浜から拾ってきた流木です。笑)

こんな使い込まれた品物ばかりを展示していたのはサニーコーストカヤックスだけで、まわりのブースにはピカピカの最新グッズが展示されていて最初はちょっと場違い感があり気が退けましたが、これがお客さまにはなかなかに好評でした。
 
 
最後はカリタのコーヒーメーカー「ニューカントリー102」とアウトドア高速湯沸かし器「ジェットボイル」。
カヤックを漕いで辿り着いた無人の浜で飲むコーヒーは最高の贅沢ですよね~。
 
 
おかげ様でたくさんのお客さまが足を止めてサニーコーストカヤックスのブースを覗いていってくださいました。
また、何人もの常連のお客さまがわざわざ陣中見舞いにもお越しいただき、本当にうれしかったです!
 
サニーコーストカヤックスとしてイベントに出店するのは初めての試みでした。
不慣れな点が多く、まだまだ企画の甘さも改善の余地もいっぱいありますが、こんな機会がまたあればぜひ出店してたくさんの皆さまに伊勢志摩の海でカヤックをする楽しさを、そしてサニーコーストカヤックスを知っていただければと思います。
 

ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました~!!

 

 

 

2021年4月13日火曜日

2021年4月13日【JSCA日本セーフティカヌーイング協会 会員研修会】

 3月は二つのカヤック研修会に参加してきました。

一つは先日ご紹介した【JSCA指導者検定会ベーシック課程 検定員更新研修】の翌日に同じく福岡県の「玄海青年の家」で開催された「スキルアップと講習手法」の研修。

そして二つ目は愛知県矢作川で開催された「スラロームゲートを使ってのスキルアップ」研修です。

 


「スキルアップと講習手法」研修は二部構成でした。

第一部では、かつてレーシングカヤックで国体などで数々の優勝経験もある田村さんを講師に招き、フォワードストロークについてレーシング競技で培った技術と指導経験を基にフォワードストローク(前漕ぎ)を深く学びました。

 

 
最初は座学から。

さすが競技の世界の技術論は奥深く、理路整然しており、かつ田村さんは後輩の指導経験もあるので分かりやすい内容でした。
それでも技術論はまだまだ日進月歩しているそうで、「今日は基本的なことだけを」と言っていましたが、参加したおじさんカヤックインストラクターの皆さんの目から落ちるウロコで床は埋め尽くされているようでした。笑
  
 
続いてはフォワードストロークの基本の一つ「キャッチ」についておさらい。
桟橋の端に並んで座り、キャッチを確認します。
 
こういう当たり前にできてるはずだ、的なことをしっかりと確認することがコンマ0.1秒を競うレーシングカヤックの世界では必要なのでしょうね。
そしてもちろん我々カヤックインストラクターもカヤックガイドにも。
 
 
やっと水上に浮かんでも、色々考えながら漕ぐので皆さん神妙な顔つきでした。笑
質問も盛んで、当たり前だったフォワードストロークについて初心に返るような思いでした。
 
田村さん、ありがとうございました!
 
 
第二部は講習手法の研修です。
具体的には、ベーシック検定に合格しているインストラクターさんたちに対して、上位資格であるアドバンスト検定に挑戦・合格できるように講習をする、というものです。

研修はワークショップスタイルで進められ、陸上での講習方法など参加者たちが普段行っている内容を共有したり、それについてフィードバックしたりしました。
 
 
ベーシック検定では漕艇技術課目は2つの課題だけですが、アドバンスト課程は8つになります。
もちろんなんとなく出来ているだけでは不十分で、そのテクニック(=技術)についてきちんと理解し使えていて、課題を達成しているかが問われます。
 
そのことを伝えるためには指導者(=インストラクター)には正しい知識はもちろん、デモして見せることができる最低限以上のテクニックと、色んなタイプの受講者にも理解が及ぶような様々な講習手法の引き出しが求められるのです。
 
「教え方」の研修というのはJSCA会員研修会でもあまりないジャンルの研修だったので、とっても勉強になりました。
サニー本橋は自称・カヤックインストラクターなので(カヤックガイドじゃないんです)、特にこういう研修は楽しく学べました。
 
「アクロス瀬戸内カヌースクール」阪井さん、ありがとうございました!

 

 

そして九州出張から戻った翌週、今度は愛知県の矢作川に行きました。

 

 
今回はスタッフMくんも一緒に参加です。
スタッフMくんはリバーカヤック初挑戦。

・・・サニー本橋も2年振りのリバーカヤックでした。笑
 
 
今回の研修のテーマは、比較的緩やかな流れの中に設置したスラロームゲートを、指示された通りに漕ぎ抜けられるように基本パドリングテクニックをしっかり意識しておさらいする、というものでした。
研修はみっちり二日間行われました。

講師は「スイートパドル」石田さん、「一滴」中村さんのお二人です。
 
 
比較的緩やかな流れ、という割には初日はそれなりに流れており、不慣れなリバーカヤック(師匠からのもらいもの)が思うように動かせずサニー本橋はびくびくしながら漕いでいました。
スタッフMくんは若さと度胸と体力に任せて周りが目を見張るくらいチャレンジしていました。

うーん、若さって眩しいなあ。
いやいや自分だってまだまだ若いんだよ、きっとカヤックが悪いんだと決めつけ、他の参加者からカヤックをお借りしてみると、これがなんとも心地よく動き、不意にバランスを崩すこともなく思い切ってパドリングできるではありませんか~。

やっぱりカヤックのせいだったんだと結局一日半の間、カヤックをお借りして研修に挑んだのでした。笑
 
 
最後にみんなでパシャリ!
元気そうに見えますが、二日目の朝はけっこう気が重かったことを告白します。笑
普段使っていない筋肉が悲鳴と抗議してまして。。。
 
それでも過去やってきたリバーカヤックの中でも、このスラロームゲートを使っての練習は本当に楽しかったです。
いろんなテクニックを一つ一つ分解してちゃんと練習して身に付けることができたという実感があったのです。
 
川を漕ぎ下っていくダウンリバーツーリングをしていると、テクニックも求められますがなんだかんだ勢いとノリでなんとか乗り切れてしまい、あー楽しかったで終わってしまっていたのですが、そもそもアドレナリン系スポーツにそれほど関心がないサニー本橋には一過性の遊びだなあと感じていたのです。
それに比べて今回のリバーカヤック研修では、漕ぎ下ったのはおそらく100mくらいですが、そこをネチネチと何度も往復して課題のゲートをくぐるにはどうしたらいいかを反復練習して、というのがものすごく性に合っていたように思いました。
 
こうした研修で得た知識、技術、経験は自分の頭の中でも分解して整理され、それを自分のフィールド、講習に落とし込んでいきやすいと感じました。
うん、スラロームの研修はまたぜひ参加したいなと思ったのでした。
 
石田さん、中村さん、ありがとうございました~!
 
 

こうして研修三昧は一旦終了となりました。

くしくも海、湖、川と異なるフィールドであり、シーカヤック、リバーカヤックと艇種も異なる研修の連続でした。

あらためて思うことは「学ぶことの楽しさ」です。

その楽しさを一人でも多くの方にお伝えしていくのがカヤックインストラクターのお仕事だと考えています。

 

サニーコーストカヤックスは、学びたい方の知的好奇心を満たすカヤックプログラムをご用意して、皆さまのお越しをお待ちしております!

 

 

2021年4月9日金曜日

2021年4月9日【JSCA日本セーフティカヌーイング協会 ベーシック検定員 更新研修】

久々の ブログ更新となりました。😅

3月は怒涛の出張続きでしたが、自分のためにも振り返ってみたいと思います。

 

 

前回のブログでご紹介した【JSCA日本セーフティカヌーイング協会 指導者検定会ガイド課程】への研修参加と、【JSCA指導者検定会ベーシック課程】をサニー本橋自身が実施した後、3月中旬は福岡へ行ってまいりました。

目的は指導者検定会ベーシック課程を行う「ベーシック検定員」の資格更新のためです。

 

 
九州・福岡への出張ならば、やっぱりフェリーでしょう♪
大阪南港から一晩の快適クルーズでした~。

カヤックもフェリーも、船旅は贅沢でいいものですね!
 
 
そしてやって参りました「玄海青年の家」です。
早朝フェリーを降りてから朝ごはんが食べられそうなファミレスを探しましたがどこも時短営業なのかやっておらず仕方なくコンビニ飯になったことはさておき、すぐに「カヌースクール九州」の西胤さんが出てきてくださりご挨拶。うれしいなあ。
 
うん、なぜかここは帰ってきた、という安心感のある施設なのです。
 
 
今回の研修はベーシック検定員の「新規登録」と「更新」の研修です。
検定会を統括している教育普及委員会が中心となって研修会は進められました。

研修は2日間。

1日目はベーシック検定の講義内容を知り、また、あらためて講義の内容を振り返るためにと実際の検定会と同様に「総論」「安全について」「パドルスポーツの基礎知識」の3つの講義を受講しました。
もちろん3つの講義は実際の検定会と同じ90分間行い、さらに30分程度のフィードバックをしました。
 
Photo by M.Nishitsugu
 
講義は教育普及委員会の「アクロス瀬戸内カヌースクール」阪井さん、「一滴」中村さん、そしてせっかくだからとサニー本橋も一コマ講義をさせていただきました。汗
前出の「カヌースクール九州」の西胤さん、カヌー界のレジェンド「アオキカヌーワークス」青木社長、「かごしまカヤックス」野元さんなどなど、重鎮の方々はじめ現役バリバリのカヤックインストラクターの皆さんを前に講義をするのはなんとも緊張いたしました。笑
 
でもこんなチャンスをいただき、講義の進め方や話法、プロジェクターに映したパワーポイントとホワイトボードで手書きするのとの使い分けなど、フィードバックでご意見もいただき勉強させてもらいました!
 
 
講義の後、夕飯を挟んで研修はさらに続きます。
検定会で撮影された実技検定の動画を見ながらの模擬採点研修です。
 
こうして検定員の主観での採点を排除し、技術を分析したJSCAとしての統一的な基準を検定員全員で「目合わせ」することで、公平性が保たれた検定会の実施が可能となるのです。
 
 
2日目は実技な研修です。
みんなドライスーツなどフル装備です。(理由は後ほど)

【JSCA指導者検定会ベーシック課程】は2020年度から艇種ごとに受験することになったので、検定員も担当する艇種すべてについて習熟していなければなりません。
サニー本橋は「シーカヤック」「シットオントップカヤック(=フィッシングカヤック)」「レクリエーショナルカヤック」「リバーカヤック」の4艇種で申請しました。
 
 
まずは陸上で各艇種の特徴についておさらいです。
上の写真は「Riverwalker」池内さんによるリバーカヤックの説明です。
 
 
続いて、、、各艇種でレスキュートレーニングです。
グループレスキューだけではなく、セルフレスキューで再乗艇または泳いで岸までたどり着くのを全員が担当艇種すべてで行いました。

水温は12℃くらいでしょうか。
はい、だからみんなドライスーツなのです。笑
 
 
最初の沈脱はえいやっと勇気が必要でしたが、だんだんとテンションが高くなってきます。
(ネジが緩んでいったとも言えますが笑)
 
サニー本橋も4艇種すべてでしっかり復習しました!
 

そして研修終了~。
 
ベーシック検定員の任期は4年です。
4年間、またたくさんの方たちに【JSCA指導者検定会ベーシック課程】を受験いただき、JSCAの目標である安全なパドルスポーツの普及に寄与して参ります!
 
 
最後に。
会場となった「玄海青年の家」にはいつも研修や検定会の時にお世話になっています。食事も毎回美味しく、スタッフの皆さんの明るい笑顔が印象的な施設なのです。

今回はコロナの影響で宿泊することはできませんでしたが、本当にお世話になりました!

ありがとうございました~。

 

 

JSCA日本セーフティカヌーイング協会が実施しているカヤックをはじめとするパドルスポーツの指導者検定会は、こうした検定員の研修が行われているのでクオリティが極めて高く、知識もアップデートされているのです。

検定員個人の経験談だけではなく、各種研修を通して得た情報も蓄積しているので講義は広く深く掘り下げることができるのです。

 

サニー本橋は今後も検定員の更新はもちろん、各種研修に参加し、スキルアップとアップデートに精進していきたいと考えています~!!