2017年12月31日日曜日

2017年12月30日、31日【年の瀬キャンプツアー】初企画♪師走最後の年忘れキャンプでした!

この年末は初企画【年の瀬キャンプツアー】を開催しました!


あるお客さまの発案で開催に至った今回の【年の瀬キャンプツアー】。
初日は12月としては絶好のツーリング日和になりました♪


しっかり準備してサニーコーストカヤックスのベースでランチを。
菜飯とサンマの干物、そしてお味噌汁。
なんともアウトドア感のない家庭的なメニューですねえ。笑


そして出発。
もう1週間くらい吹き続けている北西の風が午前中は強く吹いていましたが、午後になって少しづつ和らいでいくようでした。

日差しがポカポカと暖かく、水温もまだまだ15度くらい。ぜんぜん寒くありません。


獅子島の赤鳥居にお参り。
年明けの1月20日はここへ初詣をする【新春初詣ツアー】も企画していますよ~♪


1時間ほど漕ぎ進んで今夜のキャンプ地に到着。
さっそく火を熾し、お湯を沸かしてコーヒーを淹れ、そこにスコッチをちょろりと垂らせばアイリッシュコーヒーの出来上がりです。

日の高いうちから飲めるのがシーカヤックキャンプのいいところだよねえとお客さま。
まったく激しく同感です!笑


日が落ちるとさすがに冷え込んできました。
今宵のメニューはおでん。
あったまりますねえ。


そして五ヶ所湾産のミカンをたき火で温めて食べます。
この焼きミカンがまたいいんだなあ。

背後の山から月が登り浜を煌々と照らす頃、ようやく寝袋に潜り込んだのでした。
キャンプの夜は長いですね♪


翌朝。
当たらなくていいのに天気予報通りに曇り空。
その代わりそれほど冷え込みませんでした。


朝ごはんはトースト(ちょっと焼き過ぎました・・・)とソーセージ、目玉焼きとサラダ。
なぜか昨夜から「インスタ映え」というのが流行ってカメラアングルに拘ってみました。笑

でも写真ではキャンプの朝の気怠さ、焚き火の匂い、風の気配、コーヒーの香りまでは伝えきれませんね。


朝食後、小雨がパラつき始めました。
こんなのも予報通り過ぎて困ります。笑

早々にテントは撤収していたので問題なかったですが、何となく落ち着かず、仕方なく漕ぎ出すことに。


志摩ヨットハーバー。
レジャーボートが一隻出ていきましたが、ヨットたちは係留されたままのようです。

そういえば今年はクリスマスイルミネーションはやったのかなあ。


小雨は降っていましたが風はなくべた凪です。
「おへその灯台」尼崎灯台も平和そのもの。

釣り人もほとんどおらず、行き交う船もなく、まるで僕たちだけで五ヶ所湾を独占しているうようでした。


お昼ご飯はベースの中で食べようということになり戻って来ると、雨は上がってしまいました。
なんていいタイミングなんでしょう♪

結局、漕いでいる時以外はほとんど降られずに済みました~。


片付け、着替えを済ませてからお昼ご飯のカレーうどん♪
冬はこんなあったかメニュー三昧がいいですね。

天気予報が薄気味悪いくらい的中し、ほぼ予定通りの行程を漕ぐことができました!
科学の勝利ですね。笑
年末の慌ただしい中ご参加いただきまして、ありがとうございました!


これにてサニーコーストカヤックス2017年のカヤックプログラムはすべて無事に終了いたしました。
今年も本当にたくさんのお客さまにご来店いただきましてありがとうございます!
来年も変わらぬご愛顧のほど、お願い申し上げます。

それでは皆様、良いお年をお迎えくださいませ。
あらためまして、ありがとうございました!




2017年12月28日木曜日

2017年12月28日【五ヶ所富士・浅間山】ふらりと山歩きしてきました♪

すっかり運動不足な今日この頃。
以前から気になっていた通称「五ヶ所富士」浅間山(せんげんさん)へ散歩がてら歩いてきました。


【カヤック半日体験ツアー】で巡るコースからも見ることができるシンボリックな山・浅間山。
五ヶ所富士という通称も納得のきれいなシンメトリーな円錐形の山です。

サニーコーストカヤックスのベースから五ヶ所川を辿って行きます。


途中、五ヶ所神社の横には、以前使われていた飛び石の跡があります。
こんなのもお散歩しないと気付けませんね。


五ヶ所城址を過ぎさらに進んで行くと登山道の入口です。


ひらがなで書かれた案内板も。
地域の人たちに親しまれている感じが伝わって来るようですね。


しばらくは舗装路を登ります。

軽トラ用の道幅。
この山の中腹にはみかん畑があるのです。


いよいよ舗装路ともお別れ。
ここから先は落ち葉の絨毯が続く急なのぼり道でした。


「五ヶ所富士表参道」と案内板に書かれていましたが、踏み跡はまばらで落ち葉に隠れてしまっていましたが、ところどころに赤いテープの道しるべがあって迷うことはありません。


要所要所にはきちんと案内板もあり、安心です。
表参道はそれなりに山道ですが、そのほかに生活道、農道もあるようでした。


そんな山道を進んでいくとふいに視界が開けました。
石灰質なのでしょうか、白茶けています。


そこから振り返るとこの眺望♪
冬の陽光に照らされた五ヶ所湾が一望できました~。


ここからもう一登りすると木の鳥居が見えてきました。
浅間山山頂です!

登山道の入口からゆっくり歩いて20分ほどでした。


まずはお参りをしました。

案内板に富士信仰との関わりが説明されていました。
眺望がいいので祠の菩薩像は四面に彫られています。

南伊勢町内には他にも「浅間山」がたくさんあります。


山頂からの眺望をどうぞ♪
いやあ、いいとこですね五ヶ所湾って!笑


山頂でおやつを食べて休憩した後、来た道を戻り浅間山から降りてきました。

五ヶ所川の対岸には五ヶ所城址があり、その東側からは「馬山(まやま)」の登山道が続いています。
今度は「馬山」に行こうかなあ。


対岸の土手にカワセミを発見。
正面を向かれるとお腹しか見えなくてカワセミらしい青い羽根が見えないんですね。


川には魚がいっぱい群れていました。
10cmほどの大きさのが100匹以上もワラワラと・・・。
なんでしょうね?


サニーコーストカヤックスのベースに戻って来たら1時間半くらい経っていました。
ほんと手頃なお散歩コースでしたねえ。

こんな山歩きにも上の写真のような装備を持って行ってました。
大袈裟?
いやいや、念のために必要な最低限の装備でしょう。たぶん。


この冬はこんなふうに南伊勢町内をあちこち歩きに行ってみたいですね。

リンク:南伊勢町の山歩きガイド





2017年12月26日火曜日

2017年12月26日【高校生地域創造サミット】のフィールドワークに協力させていただきました

今日明日と南伊勢町内で開催されている【高校生地域創造サミット】のフィールドワークとして、高校生9人に職場訪問していただいて、僕の仕事、活動についてお話ししました~♪


この【高校生地域創造サミット】というのは、「サミットの開催成果を確かな資産として`明日へつなぐ´とともに、高校生が地方創生や地域活性化の重要性について理解し、地域のことを主体的に考え行動する意欲や地域とともに課題解決に取り組む姿勢を身につける機会とし、県内外の高校生が南伊勢町に集い、フィールドワークやディスカッションを通して、南伊勢町の地域課題に対して、高校生ならではの発想による`地域を活かした課題解決策´を検討し、南伊勢町に提言する活動を行う」ということを趣旨としています。

最近の高校生はこんな難しい課題に挑戦するんですね。
すごいなあ。

今回の【高校生地域創造サミット】には100くらいの高校生たちが集まり、10班に別れてフィールドワークへ繰り出しました。

フィールドワークではパワーポイントを使ってサニーコーストカヤックスの事業説明と、写真を見ながら五ヶ所湾を始めとする活動エリアの紹介をしました。
時間は午後3時から5時までの2時間。
相変わらずしゃべり出すとキリがなく、本当はパワポや写真だけじゃなくてもっとたくさんお伝えしたいことがあったのですがパワポが終わったところで時間切れ~。

まだまだ人前でまとまったことをお話しするのがうまくできませんねえ・・・。

(余談ですが、パワポの最後のページを表示した途端に夕方五時の時報が鳴り響いた時は「神が舞い降りた~」とか思いましたが、質問コーナーのことなどを考慮していなかった浅はかさを露呈しました・・・笑)


フィールドワークが終わった後は今夜のお宿である五ヶ所湾・相賀浦にある「海ぼうず」へ移動。
僕の役割は終わりましたが、今夜は夜の部もあるのでお邪魔させていただきました♪

夜の部は今日の各班のフィールドワーク報告と、三重県の鈴木知事と三重大学の西村副学長を交えてのパネルディカッションです。


壇上には高校生を代表して6人の子たちも参加。
東海、関西エリアだけではなく、広島県、高知県、島根県から参加している学生もいました。

そして自分の言葉でしっかりと発言できることにびっくり!
自分の在りし日を思い浮かべて恥ずかしくなるような思いでした。笑


最後の締めくくりは西村先生からのお約束の無茶ぶりで地元・南伊勢高校のH君が一言述べ、集合写真を撮って終了となりました。

最後の一言も高校生らしく、また、大人びてもいていいスピーチでした!


夜の部も終わり、ふと会場の後ろを振り返ると模造紙になにやら文字と絵が描きこまれていました。
お昼から始まったプログラムの時から書き始めていたそうで、この夜の話の内容も盛り込み、視覚的に捉えられるように工夫されていました。

どなたが書いていらっしゃったのか僕は見ていないのですが、裏方役の県教育委員会にも凄腕がいますね。笑


夜9時半。
小高い丘の上に建つ「海ぼうず」が煌々と輝き、高級ホテルか天空の城のように見えました。

廃校になってしまった建物を再生して運営されている「海ぼうず」に、今夜は100人もの生徒たちが泊まるのです。
なんだかいいですね♪

【高校生地域創造サミット】は明日も丸1日プログラムがみっちり詰まっているそうです。
全国から集まった高校生のみんなが南伊勢町に最後にどんな提言をしてくれるのか、僕も楽しみです!

学ばなければいけないこともたくさんありますが、これからも頑張ってくださいね~。
僕も元気をいっぱいもらいました♪ありがとうございます!


2017年12月16日土曜日

2017年12月15日【南伊勢大学in三重テラス】東京・日本橋で講義させていただきました・・・笑

金曜日の夜、東京日本橋にある三重テラスにて開催された第3回【南伊勢大学】におきまして、「南伊勢の海とアクティビティ」というお題で講義をさせていただきました。


三重テラスは三重県のアンテナショップで、一階には物産品販売コーナーとカフェがあり、二階はイベントスペースになっています。
少し早く着いたのでカフェでのんびりしてから会場入りしました。


持参したパソコンを開いて最終確認します。
パワーポイントを使って講演をするのなんて初めてなので色んな意味で緊張します。笑

リハーサルもやり、後は開講を待つばかりです。


そして夜7時に開講。
40名ほどの方々がご来場されました。実は定員オーバーなんですが、何とかお席をご用意して対応。

南伊勢の役場の皆さんの現場対応力はさすがです!


最初の講義は南伊勢町教育委員会の服部さんによる、河村瑞賢のお話です。
河村瑞賢は南伊勢町東宮出身の江戸初期の偉人で、今年はその生誕400年にあたります。
この「南伊勢大学」もそれを記念したイベント事業の一環なのです。

僕もあまり詳しくない河村瑞賢さんのことを勉強させてもらいました。


そしていよいよ僕の出番です。時間は40分。

パワーポイントと写真を多数使ってお話しましたが、やっぱり時間が押してしまい5分オーバー。笑
肝心のお話のほうももずいぶんと前のめり、独りよがりな内容になってしまった感があり、大いに反省~。
難しいですねえ。。。


続いては橋本さんの講義です。

橋本さんは漁師さんで学生のインターンシップや漁師体験などの事業もされている方で、たくさん講演などもされていてとっても上手に面白く講義をされていました。
すごいなあ。

南伊勢の海坊主だなんて橋本さんと僕とはキャラが被るなどと言われますが、僕はまだまだ未熟であります~。


3つの講義の後は、ゲストの翔大さんのスペシャルコンサートが行われました。
翔大さんは南伊勢町出身のシンガーソングライターで、今年全国デビューを果たしています。
南伊勢をイメージして作曲したというナンバーを含め2曲だけのミニコンサートでしたが、迫力のあるいい声とギターの生音に聞き惚れました!


こうして2時間に及ぶ「南伊勢大学」は無事に終了しました。
僕の拙い講義が来場された皆さんにとってどう感じられたのか気になるところですが、僕が一番驚いたことは、来場された方々が多かったことよりも、用意した席に前から詰めて座っていく方がほとんどだったことです。
もうかぶり付き状態。笑

そんな来場者の方々の熱意、感心の高さも印象に残った「南伊勢大学」でした。
たくさんの方々のご来場、そして関係者の皆さん、ありがとうございました!!


実は会場にはこの夏、南伊勢にインターンシップで来ていた大学生たちも大勢来てくれていました。
一回限りの付き合いに終わらず、こうして何がしかのつながりが続き、そして次のアクションの企み(?)までしていました。

南伊勢町、なんだか面白いことになって来ましたよ~♪





2017年12月13日水曜日

2017年12月11日、12日【熊野ガイド協会 カヤックガイド研修】本州最南端・串本でトレーニングしてきました!

毎年この時期に開催している【熊野ガイド協会カヤックガイド研修】に二年ぶりに参加させていただきました!


今回は本州最南端の町・串本で開催されました。
ただ天気はきつめの冬型の気圧配置・・・。

集合してからとりあえず潮岬を見に行きます。
北西の風が強く吹いていましたが、思ったほどでもなさそうです。


ということで、初日は橋杭岩海水浴場から出て古座川の河口沖にある九龍島(クロウシマ)まで風の中でのパドリングと、ロックガーデンでのボートコントロールを課題にして漕ぎ出しました。

今回の参加メンバーは、
「くまのエクスペリエンス」上野さん
「シーカヤックステーション小山ハウス」森田さん
「語らいの里 噺野」伊藤さん
「キオラパドル」山本くん
「リゾート大島」南畑くん
そして僕の、計6人です。


まずは奇岩・橋杭岩をくねくねと漕ぎ抜けてみます。
北西の風なので、東側のこっちは拍子抜けするくらい穏やかです。

地元の南畑くんから地層のことなどを聞きながら進んでいきました。


一度、紀伊大島に渡り、それから九龍島へ。
広い海峡に出ると多少風に吹かれましたがプロガイドばかりなので危険なことはありません。

ツアーではなかなか漕がない状況下で漕ぐということ。
これがガイドトレーニングで大切なことの一つです。


岩場を縫うように漕ぐ練習もしました。
ロックガーデンでの操船技術は、基本をしっかりできることと、波のタイミングを見ることなどが求められます。

体験ツアーではなかなかこうした要素は盛り込みませんが、基本講習を受けた方向けの一人乗りカヤックでのツーリングなら遊びがてら取り入れたりもしますし、ただ目的地まで漕ぐという単調なパドリングにスパイスを加えることにもなるので、ガイドならこんな遊びも知っていないといけませんね。


結局あまり強い風には吹かれず、ロックガーデンでの練習がメインになった初日でした。
撤収して今夜のお宿へ向います。


宿泊は「リゾート大島」さんのコテージを利用させてもらいました。
僕は初めて来たのですが、とっても広くてきれいで、コテージも立派で快適でした~♪

Photo by Y.Ito

極めつけはこちら!
眺望バツグンの露天風呂です~♪

貸切なのでプライベートで利用する時にはすごくうれしいですね。


晩ご飯はがっつり系です。笑
串本にできたばかりの大阪王将でお腹いっぱい食べ、オークワで明日の食べ物などを買い込んでコテージに戻りました。

夜はカヤック談義から仕事のことまでいろんな話で盛り上がり、疲れているのに深夜まで語り合ったのでした。


翌日も北西の風が吹いていました。
最南端の町でも強烈な寒波の影響で冷たい風が吹き抜けます。

とあるサーフポイントへ行ってみるといい感じに波が入ってきていました。
今日はサーフ練習をすること。


サーファーも何人か来ていたので、僕らは邪魔にならないほうへ移動して出艇します。
こんなサーフゾーンへ漕ぎ出すには、こうして砂浜でスプレースカートも装着してからずりずりと水辺へと這い寄り、エントリーします。

こういうのは僕も久しぶりでした。

Photo by Y.Ito
※写真のカヤックは僕じゃありません

なかなか大きな波もあり、うっかりするとシーカヤックが縦回転しかねないブレイク(崩れ波)もあり、油断ができません。
大きな波のセットも容赦なく押し寄せ、僕もしのぎ切れずにひっくり返ってしまい、なんとかロールで起き上がったこともありました。

それでもこんな荒れたサーフゾーンでのボートコントロールは楽しく、また、いい刺激にもなりました!

Photo by Y.Ito

昼には上がりにして、撤収したその足でお昼ご飯を食べに。
南畑くんおすすめの「かつお茶漬け」が美味しいお店へ行きました。

カツオの切り身の漬けをひつまぶし風に食べるのですが、さすがカツオの本場の町と思わせる逸品でした~♪

Photo by Y.Ito

最後は温泉へ。日帰り入浴施設として有名な「サンゴの湯」。
僕は今までご縁がなく来たことがなかったのですが、つるつるの泉質で冷えた身体がほっこりと温まりました!


こうして二日間の串本でのガイド研修は終わりました。
上野さん、森田さん他、参加された皆さん、ありがとうございました!


でも実はこの後も研修は続きまして、あと三日間は四国・吉野川の大歩危・小歩危でリバーカヤックの研修が実施されるのです。
僕は仕事のため参加できませんでしたが、・・・いや、参加する勇気も怪しかったですが(笑)、こんな風にしてプロガイドが自己研鑽する機会がたくさんあるというのは本当に素晴らしいことだと思います。

伊勢志摩、東紀州、熊野、そして南紀と、紀伊半島はカヤックガイドが少しずつ増え、そしてみんながプロ意識を持って活動をしています。
僕はこれからも現状に甘んじることなく、精進していきたいと思います!