2017年11月29日水曜日

2017年11月24日~26日【第15次瀬戸内カヤック横断隊】陣中見舞いをしてきました!

今年も「瀬戸者」たちが集まって行われた「第15次瀬戸内カヤック横断隊」。
一緒に漕ぐことはできませんでしたが最後の二日間だけ陸上からのサポートをしてきました!


深夜に山陽道を西へと走り、未明に辿り着いた道口ICで仮眠。

横断隊はしまなみ海道の百島を出発して鞆の浦、笠岡諸島を目指していました。
朝一に鞆の浦で待ち伏せしようかとも企んでいたのですが睡魔に勝てず寝てしまいました・・・。笑


明るくなってから再び行動開始です。
今回の横断隊は「漕いでいる間は地図、コンパス、スマホ、時計を使わない」という試みをしていたので現在地が分かりません。

少し先回りしてみようと笠岡港から笠岡諸島の白石島へ一人渡りました。


日が高くなってから北西の風が強く吹き始めました。
遠くに鞆の浦、その手前には走島が見えています。

ここで走島で風待ち待機をしているという情報が入ります。
まあこの海況ですからねえ。


1人で白石島の西側で監視していると、瀬戸内カヤック横断隊隊士の「あいらん堂」原田さんの娘さんが車で迎えに来てくれました。
出張で不在だった原田さんが手配してくれたのです。

雨もパラついて来たので自身が経営する喫茶店に連れて行ってくれ、あったかいコーヒーをご馳走になりました~♪
ありがとうございました!

その後、とりあえず白石島を離れて本土に戻ると僕と同じように「おっかけ」(笑)をしていた内田正洋初代横断隊隊長と高松の「FRIPSIDE」植村さん、串本の「リゾート大島」南畑くん、地元カヤッカーのナオミちゃんたちと合流できました。


そして走島での停滞決定の報が入ります。
内田さんたちと走島への船が出ている鞆の浦へ移動しました。

船の時間まで余裕があったので鞆の浦をお散歩。
常夜灯と雁木の波止場から日没を見送りました。

走島でビバークしていた横断隊のみんなのところに着いたのはすっかり暗くなってから。
その夜は隊長・原さん(ダイドック代表)、夜の隊長(笑)ユウジさんら潮焼けした10人の隊士のみんなと夜更けまで飲んで語り合いました。


翌朝。7日間の海旅の最終日。
出発前のブリーフィングです。

今次は風に悩まされ距離が伸ばせず、最終目的地を四国側にして上陸後に金刀比羅宮(こんぴらさん)へお参りに行くことになりました。


日の出を待って出艇(横断隊では離陸と言います)。

「おっかけ」隊は9時のフェリーで本土側へ戻り、高速を走って瀬戸大橋を超え、多度津方面へ移動します。
着陸予定は海岸寺海水浴場です。


予想していたよりもちょっと遅れて10人の隊士たちが見えてきました。
最後はV字編隊です。笑


そして着陸。
最終日のリーダー(先頭を任され、ルートなどを指示する役)は小豆島の「ドリームアイランド」連河さんでした。


無事着陸を記念してパシャリッ!!
お疲れさまでした~♪


ある程度片付けをして着替えも済ませて、車に分乗してこんぴらさんへ。
噂に名高い階段をヒーコラ言いながら登っていきました。

僕もこんぴらさんに来るのは初めてだったのですが、あの階段はキツイですね。笑


そして本殿に到着~。
海上交通の守り神とされているこんぴらさん、しっかりとお参りさせていただきました。


本殿の奥には奉納されているヨットが。
これは大平洋横断を果たした堀江健一さんの「モルツ・マーメイド号」で、内田さんも他のみんなもじっくり見学させてもらいました。

帰りの階段も気を付けて降り、その晩は海岸寺海水浴場の隅っこでひっそりとビバークし、今次瀬戸内カヤック横断隊は解散したのでした。


翌日、僕は隊士のタクローくんとカヤック単独日本一周中の飯山くんを乗せて移動開始。
まずは飯山くんのカヤックと装備を高松「FRIPSIDE」植村さんのお店に置かせてもらいに行きました。

お店へ行くのも初めてだったので、店内でゆっくりさせてもらいました。


その後、こんなチャンスはなかなかないと思い、四国を西へと走り松山へ。
横断隊でも大変お世話になっているアウトドアショップ「KOMPAS」さんへご挨拶。
隊士でもある楠くん、篠ちゃんは不在でしたが、久しぶりのアウトドアショップでのショッピングを楽しませていただきました。

やっぱりこういうお店は楽しいですね♪


しまなみ海道を北上し、尾道でラーメンを食べて、タクローくんを降ろして別れました。
男3人の珍道中、面白かったなあ。


さて、その後は飯山くんと二人で一路、北九州を目指します。
11月27日より「JSCA指導者検定会 北九州会場」へ向います。


そちらの報告はまた後日に!!


2017年11月19日日曜日

2017年11月19日【カヤックフィッシング 半日レッスンコース】強風が予想される中、半日だけカヤックフィッシング♪

冬型のお天気の下、常連のお客さまと半日だけカヤックフィッシングの体験講習をしました!


【エビエビツアー】を荒天のため中止とさせていただいたこの土日、のんびりツーリングには不向きでしたが、五ヶ所湾の限られたエリアでならカヤックフィッシングができそうだ!ということで、以前からやってみたいというご要望をいただいていたお客さまとマンツーマン講習(?)となりました。

潮を読み、風の影響を考慮して早朝からスタート。


自艇でカヤックフィッシングをしたいということで竿も選んで持参いただきましたが・・・、
なんといきなり真鯛を上げちゃいました~♪

おめでとうございます!


さてさて、僕も負けていられません。
アタリはあるので丁寧に底を探っていると来ました!

小ぶりなオオモンハタ。
一度はリリースしたのですが、すぐにまた掛かってしまったのでキープ。


お客さまからエギをお借りしてイカ釣りも狙いましたが反応がなかったのでタイラバに変更。
途端に50cm足らずのマゴチがヒット!

ふぉっふぉっふぉっ♪


お客さまもオオモンハタを追加。

ただ、昼近くになっても風が一向に収まる様子もないので、竿を納めとりあえず近くの浜へ上陸します。


風裏の、日当たりのいい浜に上陸すると小春日和♪
なんだかんだと数時間カヤックに乗りっぱなしでした。

カヤックフィッシングをしていると時間が経つのが早いですね。笑
潮も止まったようだったので上がることにしました。
帰路は北西の風がちょっと吹いていましたが、五ヶ所湾の奥なので安心・安全です~。


本日のお供はロックンロールカヤックス「デスペラード」。
4mの全長とシャープな船型で、こんな風の日でもしっかりと漕ぎ抜くことができますね。

海でカヤックフィッシングをするのなら、短いカヤックよりも長いカヤックのほうが有利な点が多いと感じます。(シーカヤックガイドだから?笑)


そして今日の釣果~♪
この条件下でちゃんとお持ち帰りできるお魚をキープできただけでもラッキーですが、それ以上に満足な釣りとなりました。

初めてのカヤックフィッシングはいかがでしたでしょうか?
ご参加ありがとうございました!


最後にパシャリ!!
マゴチとオオモンハタ、美味しくいただきまーす♪


普通のツアーを開催するには難しいお天気でしたが、こんなカヤックフィッシング講習なら楽しめちゃいました!
丸一日の講習はちょっと・・・という方も、半日でも承れる場合もありますので、まずはお気軽にお問い合せください。



2017年11月16日木曜日

2017年11月16日【南伊勢リアスコースト1Dayツアー】ミステリーツアー!?で方座浦へ♪

晴天なれど風強し、の予報。
何処へ漕ぎに行こうか前日の夜まで悩んだ末に、当日の朝に決めればいいやとお客さまにも了承をいただき、ミステリーツアーさながら迎えた今朝、良し「方座浦」へ行こうと車を走らせたのでした♪


方座浦のいつもの出艇場所へ着くと、猫たちのお出迎え~。
たぶん温かいんでしょう、日向に置かれた発泡スチロールの上に固まっていました。笑


さて、漕ぎ出します。
奥まった湾である方座浦でも油断のない北西の風が吹き抜けます。


でも北寄りの風のおかげでうねりはなく、岩場の間もスーイスイ♪
風も思ったほどには吹きません。


日向と日影の体感温度がずいぶん違います。
もう完全に水温のほうが高いですね。


日向の浜でちょっと休憩。
方座浦の西の出口・音瀬ノ鼻の手前にある浜です。

対岸は定ノ鼻。
音瀬ノ鼻、定ノ鼻は共に伊勢志摩国立公園の特別保護地区になっていて、原始のままの自然が残っています。


湾口まで来ると遠く南伊勢町最大の無人島・見江島と、さらにその向こうには志摩半島の先端・御座が霞んで見えました。

御座はまるで島のように見えていますが、半島の付け根のほうが水平線の向こうに霞んでしまっているからで、近付いていくと段々と陸地がつながっていくように見えて面白いんです。


方座浦のお隣・寺倉浦の静かな浜辺でランチです♪
今日はカレーうどん。


午後は寺倉浦をゆっくりと周遊しました。
入り江の奥では青さのりの養殖をしていました。

もううっすらと緑色の青さが付き始めていますね。


午後2時過ぎ、港から一斉に船が出てきました。
これは伊勢エビ漁です。

よーいドンでスタートして網を張って伊勢エビを獲るんです。
秋の風物詩ですねえ。


風が強くなるかもと警戒していましたが、結局それほど強く吹くこともなく湾の奥へ戻ってきました。

この空、この海、この山々。
お客さんに言われて気付いたのですが、方座浦の山々はほとんど植林もされておらず、ほぼ原生林のようです。
だから透明度が高いのかなあ。


上陸してお片付け~。
サニーコーストカヤックスのベースじゃないと片付け・撤収も一手間ですが、なに、こないだの【SEA TO SUMMIT】のレンタルカヤックのお片付けに比べればなんて事はありません!笑


この秋はなかなかお天気が安定せず思ったように漕ぐことがしにくい日が多いですが、初めてのフィールドはいかがでしたでしょうか?
ご参加ありがとうございました!




2017年11月14日火曜日

2017年11月11日、12日【SEA TO SUMMIT三重紀北】無事終了しました~♪

今シーズンのファイナルステージとなった【SEA TO SUMMIT三重紀北】大会、無事に終了しました~♪


参加者181人と昨年に引き続き大盛況となりました。

サニーコーストカヤックスは今大会のレンタルカヤックの受付と、海のステージの安全管理を担当させていただきました。
11日(土)はレンタルカヤックの受け渡しと開会式です。
ちなみに上の写真のカヤックはレンタル分だけで、参加者のは別にもっとたくさんありました。


13時より開会式。
モンベルの代表・辰野会長から開会のあいさつです。


そしてその後の環境シンポジウムでは友人の植野めぐみちゃんが講演を。
地球を歩き回って絵地図を描いて、それでもやっぱり伊勢志摩・東紀州・熊野が好きっていうのが印象的でした。

僕も海ばかりじゃなくて、もっと陸の道も歩いてみたくなりました。


そして12日(日)大会当日。
昨日はずっと強い風が吹いていましたが、当日は奇跡的に穏やかに♪

清々しい秋晴れの、まさに船出に相応しい朝となりました。


出発直前、辰野会長、そして三重県の鈴木知事からあいさつがあり、最高齢と最年少参加者から選手宣誓。


いよいよスタートです!
僕は安全管理のため、殿を務めました。


この快晴!
紀伊長島港を横断する最初の難所も問題なく通過することができました。

その後、ちょっと風が強く吹く場面もありましたがみなさん頑張って11kmのコースを漕ぎ進んで行きました。


そして。
最後の方も無事にゴール!
海のステージは全員が完漕することができました♪良かった~。

この後、里のステージでは自転車を16kmほど漕ぎ、さらに山のステージでは標高599mの便石山を登ります。
いやあ、ハードなイベントですね。笑

こうして事故もなく、無事に大会を終えることができました!
ご参加いただいた選手の皆さま、本当にお疲れさまでした~。


【SEA TO SUMMIT三重紀北】の海のステージは太平洋岸唯一のコースであり、また、ほぼ外洋を漕ぐというリスクも高いコースですが、そこは東海エリアのカヤック屋さん仲間が集まってばっちりサポート。

工房船渡夢 豊島さん。
RAINBOW 中谷さん、稲垣サエミちゃん。
語らいの里・噺野 伊藤さん。
OUTISE 南平くん。
キオラパドル 山本くん。

今年は僕がまとめ役をおおせつかりましたが、このメンバーだからこそできたのだと思っています。
スタッフの皆さん、ありがとうございました!


来年もやるのかなあ。
もし開催するのであれば、またスタッフとしてお手伝いさせてもらえればと思っています。
・・・出場するのはちょっと、ね。笑


2017年11月8日水曜日

2017年11月8日【カヤック半日体験&半日レッスン】雨に煙る五ヶ所湾でのんびりツーリングとみっちりレッスン!

終日雨となった今日は、午前中は地元・南伊勢町にお住まいのご夫婦と【カヤック半日体験ツアー】、午後は常連のお客さまと平日特別開催の【半日レッスンコース】でした!


雨は降っていましたが海はべた凪。
そして水温も高いので寒いこともありません。

すいーっと漕ぎ出します。


実はこちらのご夫婦は9月にもご予約をいただいていたのですが、台風のため中止になってしまったのです。
その振り替えということでご参加くださいました!

地元にお住まいの方がこうして遊びに来てくださるのは本当にうれしいですね♪


無人の浜に上陸して、木陰で雨宿りしながら温かいコーヒーを♪
いつもお客さまにご案内している五ヶ所湾のことも、けっこう地元にお住まいでも知らないものなので話は盛り上がりましたね。


再び漕ぎ出します。
休憩後は出発も僕の補助なしでお二人だけで出来ちゃいました!


真珠養殖の作業小屋跡の廃屋。
そこに植えられた木々が紅葉し始めています。
当時の人たちの風流が伺われます。

あいにくのお天気でしたが、のんびりツーリングはいかがでしたでしょうか?
ご参加ありがとうございました!


午後は【半日レッスンコース】です。
お客さまのご要望で「牽引レスキュー」「ボートコントロール」「リカバリー」「ロール」をぎゅっと詰め込んだ講習になりました。


こちらはカウテールで牽引しているところ(僕が牽引してもらいました)。
もっと長いロープで引っ張るのも練習してもらい、どんな感じなのかを体験してもらいました。

レスキューの基本は「セーフティ」「スピーディ」「シンプル」です。
道具を使うことのリスクも含めて説明し、技術だけではなくて意識を高めることも重視しました。

この後はバウラダーとスターンドロー、ハイ&ローブレイス、最後にロール練習もしました~。
内容が濃過ぎて写真もありません。笑


自艇をご購入されてからスキルアップに余念がないお客さま、シーカヤックの技術は奥が深いのでどんどんのめり込んでいっていますね!
そろそろ濡れもの練習は楽しくない季節ですが、冬には冬にできるトレーニングもありますよ!
まだまだ海で遊びましょうね~♪