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2015年7月16日木曜日

カヤック補修 FRP編

嵐の前の裏方作業です。
今回は長雨続きでなかなかできなかった、FRP製シーカヤックのキズの補修です。


まずはキズを囲むようにマスキングテープを張ります。
そしてヤスリ掛けして面を荒らして樹脂が乗りやすくします。


そして樹脂を塗ります。
今回は白い部分だけなので、白色の「ゲルコート」というシーカヤックの一番表面部分に使われている樹脂を塗ります。
キズが深い部分にはちょっとてんこ盛り。


マスキングテープをしているので、塗るのは気を遣わず簡単です。

乾くのを待つため、この状態で一日放っておきました。
そして翌日。


マスキングテープを取るとこんな感じです。
これにまたヤスリを掛けます。
荒いのと細かいのと、二回で仕上げました。
もっと綺麗に仕上げたい場合はヤスリをもっといろいろと使い分けるようですが、今回はまあいいでしょう。


こちらが出来上がり。
写真のせいで本当にキズが目立たなくなっていますが、実際にはさすがにここだ!と分かる程度に目立ちます。
それでも深いキズは埋めてますので、水漏れはもちろん、そこからFRPのガラス繊維層に海水が浸入したり、強度そのものが怪しくなることはもうありません。

こういう作業も慣れが大切ですね。
今年に入ってから3回ほどやったので、だいぶ作業手順もスムーズに、そして仕上がりもまあまあ良くなってきたかなあと自己満足してます。
なにより、こういう作業が好きなんだと気付きました。

こうして直せるからシーカヤックを雑に扱おうということではありません。
道具への愛情は使う時も、直す時も一緒です。

またがっつり使ってあげるからね!


2014年10月1日水曜日

メンテナンス・デイ 2

すっかり秋めいてきた今日この頃。
シーカヤック屋さんは海に出ない日もお仕事が山積しています。
(いよいよ冬を迎えるとそれこそすることすらなくなり、途方に暮れることもありますが・・・)

そんなワケで今日もカヤックのお手入れです。


先日はずしたフットブレイスを別のカヤックに取り付けます。
取り付けるのは初心者スクールや初級ツアーで使用しているポリエチレン製カヤックです。


まずは位置取り。
以前、付いていたフットブレイスとはネジの位置が違うので、あらためて穴を開けなければいけません。
いくつも穴を増やすのもどうかと思い、一つは前の穴をそのまま使うことにしてもう一つだけ開けることにしました。

こうして外側で位置取りをしておきます。


そして穴あけ。
穴あけ作業に使ったのは手でやる穴あけドリルです。
ポリエチレンなら簡単に穴を開けることができます。


穴が開けられたら、今度は使わなくなる穴を塞いでおかないといけません。
そこでシリコン樹脂の登場です。
ほぼ一年ぶりに使おうとしたら案の定、中身が全部固まっていたのでホームセンターで買ってきました。
おそらく今回のシリコンも、全部使い切る前に固まってしまうのかなあ。やれやれ。

シリコン樹脂を充填するときはカヤックの内側にマスキングテープを張っておき、そして外から充填します。
そして仕上げに外側をちょっとだけ盛り付けてあげれば、まあしばらくは十分に防水性を保ってくれます。

穴の充填が終わったらいよいよフットブレイスの取り付けです。


このネジが無くて前回は作業ができませんでした。
ただ後日、人に聞いてみるとどうやらもう一つ径の太いネジをねじ込むようにすると判明。
こんな小さな失敗もいい経験ですね、ということにしておきます。

取り付け自体はすぐにできました。
内側は六角ナットで締めています。
こういう作業は、本当は2人でやったほうが楽なのですが、1人でもできないことはないです。

仕上げに今回取り付けたネジのところにもシリコン樹脂を塗っておきます。
これで少しは防水性が保たれるでしょう。


中はこんな感じです。

ちょっとナットが飛び出していて気になりますが、そもそも膝も届かない足元なので、けっこう気にならないようでした。
もし引っ掛かるようであればナットにカバーなどを被せる必要があるかもしれませんが、しばらくは様子を見てみることにします。


フットブレイスは身体を大きく使って漕ぐためにも、大事なパーツです。
また、カヤックのシートに座って背筋をピンと伸ばしておくのにも、足の踏ん張りがきちんとできるかどうかは重要なポイントとなります。
そのためにはフットブレイスの踏ん張りが効くことはもちろん、位置の調整がしやすいことも重要です。

だからこそレンタルカヤックのフットブレイスは大切だと考えています。
限られた予算の中でできるだけのことはしておきたい、そんな思いをもってメンテナンスをしてるんですよ~。