2017年6月30日金曜日

2017年6月30日【カヤック半日体験ツアー】雨上がりの凪の海(と進水式!)

今日のお客さまは、長年海外で暮らしていらした方と、そのご友人のイギリスの方でした♪


昨夜から降り続いた雨も昼くらいに上がり、五ヶ所湾は凪となりました。
雲が山の上に掛かり、幻想的な風景を生み出します。


 そして今日は、試乗艇として導入したウォーターフィールドカヤックス宮崎「ヒラドシェーカー」が入荷し、その進水式も行いました!

大安吉日、これからの安航と豊漁を祈念し、お酒で清めました~。


のんびりと海の上の散歩を楽しみ、無人の浜に上陸して休憩します。
浜辺でドリップしたコーヒーでおもてなし。

磯の香と共にコーヒーの芳香が漂い、くつろぎますねえ。


こちらは試乗艇「ヒラドシェーカー」。
カラーはオールホワイト。シンプルですがかっこいいですねえ。

いやあ、竿を持って行かなかったことが悔やまれます。笑


後半は静かな入り江へ探索に。
もともと静かな五ヶ所湾のさらに奥まった入り江の中はまさに静謐な空間です。

浅瀬や藻場、かくれ岩の周りには小魚がたくさん見れました。


出発した浜に帰ってきてから、「泳いできてもいいですか?」とのご要望。
もちろん♪行ってらっしゃいませ~!!

泳ぐだけではなく、干潟の生き物を観察したりたっぷり日本の海を堪能していただきました♪
ご参加ありがとうございました!


ふたたびこちらは「ヒラドシェーカー」です。
「ヒラドシェーカー」は試乗艇として導入しました。
ご購入を検討されているお客さま向けに、ツアー、レッスンプログラムに参加される際にレンタルさせていただきます!

WFK宮崎【ヒラドシェーカー】詳細ページはこちら

純国産の国内メーカー。
シーカヤック・ビルダーの手によるFRP製軽量フィッシングカヤック。
「釣る」ことだけではなく、「海を漕ぐ」ことを熟知した職人がカヤックアングラーからの意見を集約してデザインした答えが「ヒラドシェーカー」に詰め込まれています。

各種お問い合せはサニーコーストカヤックスHP【お問い合せフォーム】からお願いいたします。


サニーコーストカヤックスでは夏に向けて、フィッシングカヤックの試乗艇導入をしていきます。
実物を見て、乗って、漕いで、あなたにぴったりの1艇を見付けませんか?
ツアー、レッスンに参加することでパドリングスキルもアップしますので、釣果にも違いが出てきますよ!?

導入する試乗艇については追ってご案内いたします。
どうぞご期待ください!!


2017年6月24日土曜日

2017年6月24日【英虞湾1Dayツアー 貸切】先月に引き続き常連さまグループと英虞湾へ行ってきました

先月に引き続きご来店いただいた10年来の常連のお客さまたちと、英虞湾へ行ってきました~♪


曇り空にそよそよと涼風が吹く英虞湾。
準備体操をして出発です。あ、ちなみに自発的にやっていらっしゃいました。笑

と、ここでハプニング発生!
来週開催されるトライアスロン大会の練習をしていた人たちがいたのですが、泳いでいた人が足つった~とレスキュー要請。他に船がいなかったので僕が浜まで連れて行ってあげました。
泳者を捕まらせてカヤック漕ぐのは重かったですねえ。笑
無事でなによりです♪


さてさて、気を取り直してツーリング開始です。
対岸は御座白浜。

湾口とは思えないべた凪です。


英虞湾内唯一の有人島・間崎島に上陸。
今日は大潮で強烈に潮が引いていました。

ここって海底は砂地じゃなかったんですね・・・。


ランチを済ませて再び漕ぎ出します。
間崎島に漂うゆるーい空気感が好きですなあ。


午後は間崎島を一周。
狭い水路はまるで迷路のようです。

こういうところは風もなく、波も立たず、海っぽさはぜんぜんないですね。


少しだけ青空も覗きましたが、うん、今日は日差しはいいや、というくらいに蒸し暑くなりました。
東寄りの風が吹いていましたが追い風で、漕げば漕ぐほど風を感じなくなってしまい、じっとりと汗ばむパドリングでした。


そしてゴール。
英虞湾は砂浜が多く、なんだか南国風情がありますね♪
(僕は砂浜より砂利浜のほうが好きですがね笑)

たまには五ヶ所湾以外へ漕ぎに行くのもいいですね!
ご参加ありがとうございました♪


数回以上当店のツアーにご参加いただいた方には様々なリクエストツアーも承っております。
お気軽にお問い合せください~。


2017年6月23日金曜日

2017年6月23日【五ヶ所湾1Dayツアー】常連のお客さまが今シーズンも遊びに来てくださいました~♪

数年来の常連のお客さまが、梅雨の晴れ間を狙って今シーズンの初漕ぎに来てくださいました~♪


先日の大雨の名残りでしょうね、川は少し増水していました。
漂流物も多く、海も濁りが見られました。

でもこの快晴♪
梅雨っぽさなんてぜんぜん感じられませんでした~。


「おへその灯台」尼崎灯台。
平日ですが釣り人がちらほら。

今日はタコ釣りの小舟もたくさん見掛けました。


ランチは定番の伊勢うどんの焼うどん!
ふわふわの伊勢うどんとタレが良く絡み、豚肉と野菜のうまみと青さのりの香りが引き立ちます。


午後はこんな岩場をすり抜けるロックガーデン遊びをしながら漕ぎ進みました。
波もないので安心して楽しめますね♪


今回は「SENTOM」豊島さんから「日和」をお借りしてきました。
コンパクトで安定感もあり、荷物も十分に入るのでキャンプツーリングも楽しめるオールマイティなカヤックですね!


とある場所のハマボウを見に行くと・・・咲いていました!
真夏の風物詩ですが、気の早い花はこの時期から咲きはじめます。

これからが楽しみですねえ~。


ジメっとした梅雨のイメージからは程遠い、清々しいシーブリーズ(海風)が心地いい一日でした♪
ご参加ありがとうございます。今年もいっぱい漕ぎましょうね。


平日にお休みが取れる方でしたら、数日前のお申込みでも承れますよ。
梅雨の晴れ間を狙って、伊勢志摩の海で休日を満喫しませんか?




2017年6月19日月曜日

2017年6月17日、18日【海に学ぶシーカヤック合宿】教職員の方たちにどっぷりシーカヤックをしていただきました♪

この土日は、関東の小学校の先生たちとシーカヤックを通じて、教えること、学ぶこと、体験することをテーマに、二日間の合宿を実施しました。

Photo by Keita.Y

初日の午前中はお伊勢参りをしてきた先生たち。
午後からスタートしたプログラムは、まずは基本的なカヤックの操作方法を身に着けるための講習です。

Photo by Keita.Y

陸上講習もいつもよりも意識して丁寧に(くどく?笑)やります。
みなさんカヤックの経験はまったく初めての方か1、2回程度やったことがあるという方ばかりです。


いよいよ海へと漕ぎ出します。
陸上で学んだことを実践していきましょう。


1kmほど漕いでちょっと上陸休憩。
ここでも休むだけではなく、学んだことを実践していくことの難しさなど考えてもらいました。

Photo by Keita.Y

再び海へ。
静かな入り江で曲げ漕ぎ、バック、ブレーキと、その場回転漕ぎを練習します。

参加者の様子を見ながら小出しにアドバイスを加えてステップアップしていく講習ですが、相手が先生たちだと変に意識してしまいますね。笑

Photo by Keita.Y

一日目の講習を終えてご飯を食べに。
お夕飯は五ヶ所湾・船越の「丸魚食堂」へ。

せっかく関東から来たんですから、海の幸をたっぷり楽しんでいただきました~♪

Photo by Keita.Y

お宿は南伊勢町の真ん中あたりにある「浮島パークなんとう」のコテージを借りました。
チェックインしてまずは今日のフィードバック(振り返り)です。

一人一人から講習プロセスについてや、新しいことを学び実践していく課程で感じたことなどについて意見交換しました。

いやあ、けっこうアカデミックな雰囲気でしたね。汗

Photo by Keita.Y

フィードバックの後は翌日のブリーフィングです。
二日目はツーリングをする中で、二人ペアでリーダーをしてコース取りや船団のまとめ、危険回避などを意識しながら漕いでもらう計画です。
海図もワンピースでしか見たことないですよね?笑

こうして真面目な時間を過ごしたあとは、焚き火を囲んでの懇親会も楽しみました~。


二日目。
早起きして五ヶ所湾に戻ってきました。

ライフジャケットの着かたもちゃんと皆さん覚えていましたね!

Photo by Keita.Y

出発前に浜辺で最終ブリーフィングです。
地図と現地の景色とを見合わせ、コースを確認します。


そして海へ漕ぎ出します!
ありがたいことにこの日の五ヶ所湾はべた凪、無風。
日差しもなく快適なツーリング日和でした♪


まずは第一チェックポイントのマングローブの入り江へ無事到着。
岸伝いに漕いでいけば辿り着くのですが、それでもみんなを先導して漕いでいくというのは難しいものです。


次に目指したのは別荘エリア・パールランドの無人の浜辺です。(通称・僕のお気に入りの浜)
ここで一組目のペアは終了。

Photo by Keita.Y

上陸して休憩とフィードバックをします。
振り返りをすることで漫然と漕ぐだけではなく、その場その場で何を考えていたのか、意識していたのかを実感し、自分の中に色んなことを落とし込んでいきます。


リーダーペアを交代して漕ぎ進みます。
漕ぐのに少し余裕が出てきたのか、それとももともとそういうキャラなのか(笑)、船団を2チームに分けて無人島をそれぞれ別ルートで一周することになりました。

Photo by Keita.Y

無人島一周したあとも2列縦隊になって漕ぐことに。
さすがにこういうのは想定外でしたが(笑)、こんなグループワーク的な要素を盛り込んでいくのも面白いですね。

Photo by Keita.Y

さらに横一列になって、しりとりをしながら海峡横断をしました。
こういう発想はシーカヤックのインストラクターにはなかなかないので、本当に興味深かったです。

しかも船団はコンパクトにまとまり、横一列なので他の船の邪魔にもならず、さらにみんなの意識もまとまっていたので、楽しみながらも安全な海峡横断ができました。


午前中たっぷり漕いできて、上陸してランチにします。
みんなで協力してご飯の支度をしました。

Photo by Keita.Y

メニューはこちら♪伊勢うどんの焼うどんです~。
地物の野菜と青さのりを使った、地産地消グルメですね!
いかがでしたでしょうか?

お昼ご飯を食べ終わったあとにまたフィードバックをし、さらに安全管理のためのリスクマネジメントについてお話して、その意識付けはシーカヤックだけではなくきっと学校の中でも役に立つのではないかなというようなことを意見交換しました。
やっぱりアカデミックですねえ。笑


さあ午後も漕ぎますよ~!
と、思わぬトラブル発生。
勢いあまって自分のカヤックを流してしまった先生・・・。

これもリスクマネジメントですかね?笑


気を取り直して出発です!
リーダーペアを交代して漕いでいきます。

岸伝いですが自分の現在位置を常に意識してもらいながら進みます。

Photo by Keita.Y

見える範囲内の目標物を設定して、そこまで行ったら止まってみんなで集まって現在地の確認をします。
どれを目標物にするか、それを全員に間違いなく伝えること、そして危険が潜んでいないかも意識し続けて漕ぐ。

これってけっこうプレッシャー掛かるんですよねえ。


途中、遊びの要素も盛り込みます~。
桟橋の下をくぐってみましょう。正確なコントロールが求められ、もちろんちょっと楽しいです♪

そんなこんなで無事にチェックポイントに到着することができました!


最後は今回、お手伝いに来てもらった「キオラパドル」の山本ケイタくんにリーダーをやってもらいました!
プロガイドの腕を見せてくれたまえ~。笑


ケイタくんにとっても五ヶ所湾で漕ぐのは今回が初めてでしたが、それでも指定の到着時間までに帰還するという課題もクリアしてくれました。
さすがですねえ。

さらにサービスでロールも披露してくれました!
若いねえ、身体張ってるねえ。笑


こうしてツーリングも無事に終了しました!
この後、お片付けをしてシャワーでさっぱりして、最後にまたフィードバックをしました。
カヤックを自分の思い通りに操作できるようになるために自分の中で四苦八苦して、そうして段々と自由な感覚も味わえるようになっていく達成感が楽しかった方、リスクマネジメントの考え方、意識の持ち方について思いを新たにした方、怖かった海が少しだけ怖くなくなり、またシーカヤックをやりたいと思った方。
思ったこと、感じたことは本当に人それぞれでしたが、何かを感じ取ってもらえたようでした。


今回、僕のほうで考えていたテーマは「リスクマネジメント」「新体験から学ぶこと」「漕ぎ育」の三つでした。


「リスクマネジメント」は起こり得る危険を見つけ出し可能な限り色んなことを想定し、危機(=クライシス)に備えることです。
シーカヤックでは海という普段生活している陸地とは全く違う別世界なので、そうした危険を見つけ出すこと(リスクの洗い出し)が意識しやすくなると僕は思っているので、その意識付けをしてもらうようにしました。
そしてこのリスクマネジメントの意識を持つことというのはたぶん日常でも大切なことですし、きっと学校という環境の中でも大事なんじゃないかなと考え、テーマの一つにしました。


「新体験から学ぶこと」というのは、参加された皆さんは全員シーカヤックの初心者で、新しいことを体験する過程で教える側(シーカヤックインストラクター=僕)から何を学びとり、自分でどう実践していき、技術を身に着けていくのか。
そしてある目的を成し遂げる達成感を味わうことの楽しさをあらためて感じて欲しいという思いがありました。


「漕ぎ育」は僕の造語ですが、シーカヤックというアクティビティを通して自然や環境について学びましょうということです。
シーカヤックで海へ漕ぎ出すと五感は解放され、心も身体も解放されたようなフィーリングになりやすいです。
その解放された五感で見て感じる自然というのは、本やテレビで見て聞く情報とは比べ物にならないくらい濃密で、リアルで、そして分かりやすいのではないかなと思うのです。
そんなシーカヤックを漕いで、楽しみながら自然のことを知りましょうというのが「漕ぎ育」の考え方なのです。


この3つのテーマは事前に皆さんにはお伝えしていませんでしたが、どうやら最後のフィードバックの中で語っていただいた皆さんの感想からは、そんな僕の思いも少しは通じていたのかなと感じることができたのでした。


今回はまったく初めての試みで、実際僕も探り探りのプログラムでしたが、お帰りの際の皆さんの笑顔を見る限りとりあえず楽しんではもらえたのかなと思います。
ご参加いただきましてありがとうございました!
(きっかけを作ってくれた僕の学友I君に感謝です!!)



サニーコーストカヤックスでは、こんな感じの教育プログラムも実施していきたいと思っています。
この記事を読まれてご興味をお持ちになった方は、お気軽にお問い合せくださいませ。

サニーコーストカヤックスHP【お問い合せフォーム】はこちら





2017年6月13日火曜日

2017年6月13日【カヤック半日体験ツアー】公務員の方たちが研修でいらっしゃいました~♪

今日の【カヤック半日体験ツアー】は南伊勢町役場から依頼を受けまして、3名の国家公務員の方たちにご参加いただきました~♪


役場総務課の方も二人同行してくれました。
・・・どちらかというと同行したかったようです。笑

潮がひいていたので川から出発です。


心地よい南風が吹き渡り、波も穏やか。
最高のカヤックツーリング日和です♪


無人の浜に上陸してコーヒーブレイク。
目の前にある真珠養殖の筏、対岸に見える伊勢現代美術館、いつも休憩の時にお客さんたちにお話していること話していると、役場の方からもうこれ以上ないくらい南伊勢のことを紹介してくれちゃいましたね、と言われました。

海から見ると陸のことはたいがい見えちゃうんですよね~。


再び漕ぎ出します。
静かな入り江へ行くと、水面に空と木々と自分たちがそのまま写し出されていました。


ミズクラゲの漂う、廃船の浮かぶ入り江。
海藻の生えているところには小魚たちもたくさん見ることができました。


マングローブの仲間・ハマジンチョウのある入り江。
その背後には桜の木。
水辺に枝を伸ばす魚付き林のウバメガシ。

真珠養殖で賑わったころ建てられた作業小屋があったであろう崩れた石垣に、当時の面影が偲ばれます。


河口の浜に戻ってきました。
潮がひたひたと満ちて来ています。
こんな些細な自然の営みも、シーカヤックではよりはっきりと感じ取ることができますね。

国家公務員の方たちの研修は、地方行政の様子を知り、体験学習をすることで東京とは違う現状を知る機会でもあるのでしょう。
今回ご参加いただいた三人の方たちが何を感じ、これからの行政という仕事にどう向き合って行くのか。
僕には想像もできない厳しい世界なのでしょうが、100年、1000年先まで見据えた国造りを担っていって欲しいと願っています!

頑張ってください!!
ご参加ありがとうございました~!