2016年11月25日金曜日

2016年11月19日、20日 【エビエビ!キャンプツアー古和浦】 今年もやっちゃいました!伊勢エビを食べるキャンプツアー♪

今年の【エビエビ!キャンプツアー】は神奈川県三浦半島の【コアアウトフィッターズ】さんと、愛知県蒲郡の【RAINBOW三河湾シーカヤックスクール】さんとコラボして、盛大なキャンプツアーとなりました!


【エビエビ!ツアー】は伊勢志摩の秋の旬の食材である伊勢エビをご提供するグルメ企画ツアー。
生きたままの伊勢エビを現地でお料理するので鮮度抜群♪

そんな贅沢を人跡まれな秘境・古和浦の座佐浜でキャンプで堪能してきました!


お天気が心配された週末でしたが、お客さまが集まる頃には雨も上がりました。
初めてシーカヤックのキャンプツアーにご参加される方もいらっしゃったので準備はゆっくり時間を掛け、お昼ご飯は【ロッジさらくわ】内のバーベキュープレイスでいただきました。


ランチはキノコのペペロンチーノとオニオンスープ。
準備でバタバタしていても手抜きはしませんよ~。

腹ごなしできたらいよいよ出発です!


漕ぎ出すと日も差してきました。
皆さん(と僕)の日頃の行いがいいのでしょう♪笑

湾の奥は波もなく風もなく、穏やかそのものです。


座佐の浜までは4kmほどです。
キャンプは初めてでも漕ぐのには慣れている方たちなら一時間足らずで着きます。

ここまで来ると外洋からのうねりが入ってきていて、浜にも波が打ち寄せていました。
僕とRAINBOWの中谷さんが先に上陸してみなを安全に誘導します。


無事に上陸したらまずは乾杯♪
これがキャンプツーリングのいいところですねえ。

この後、それぞれ荷を解きテントを張り、流木を集めて夜に備えます。
そして・・・。


伊勢エビ三昧のはじまりはじまり~♪
活きのいい獲れたての伊勢エビたちとコアアウトフィッターズのスタッフ山本くん。
両手に花ですね。笑
(※ちなみに今回のツアーの写真はすべて山本くん撮影です。ありがと~。)


まずはお造りをみなさんにお出しし、それからお一人さま伊勢エビ1尾ずつをお好みの料理法で食べていただきます。
酒蒸し、ワイン蒸し、茹でる、焼く。

むふふ~な時間ですね♪


もちろん伊勢エビだけじゃありませんよ~。
こちらは中谷さんに作っていただいたキノコの豆乳スープ。

さすがはお料理上手の中谷さん、美味しゅうございました!
ツアーでよく作るんですかと聞いたら、「ううん、自分のためにしか作ったことないよ」とのことでした。笑


続いて地物の干物シリーズ♪
もうお馴染みの【山眞】さんのシイラの干物。焚き火だからできるそのまんま焼きでいただきます。


その他にもサメのたれ(干物)とウツボの細切り。
最高のお酒のおつまみですね♪


伊勢エビ料理も終わりじゃありません!
身を食べた後の殻を出汁にトマトソースのショートパスタを作りました~。
伊勢エビは身よりも出汁だよね、とは伊勢志摩の人の口癖です。笑

この夜は風もなく満天の星空。
11月とは思えないように暖かく、焚き火を囲んだ座談会は夜が更けるまで続きました。


翌朝。
薄く立ち込めた朝霧がゆっくりと流れていき、秋らしい青空と凛とした空気が昨夜の酒精をかき消してくれます。

早朝から操業している漁船のエンジン音。
背後の山から聞こえる鹿の鳴き声。
座佐の池から水鳥が飛び立つ羽音。

僕の求めるキャンプの朝のすべてがここにはありました。


次々と皆さんも起き出してきて、僕は焚き火で湯を沸かしコーヒーを淹れます。
秘境の浜にドリップコーヒーの香りが流れ、焚き火を囲んで談笑し合いました。

皆さん、一晩ですっかり打ち解けたようでした。


朝食はこんな感じ♪
ご飯もいい感じにおこげもついて美味しく炊き上がりました~。


そして昨夜のうちに出汁を取っておいた伊勢エビのお味噌汁♪
もちろん伊勢志摩産の青さのり入りですよ。

朝の時間をゆっくりと過ごし、希望者のみで午前中はツーリングに出掛けました。


昨日のうねりもだいぶ収まっていましたが、まだまだ油断はできません。
せっかくのロックガーデンも我慢して、湾口まで出て対岸を目指します。


風はなく、まぶしい日差しで汗ばむ陽気です。
参加されたお客さまのほとんどが古和浦で漕ぐのが初めてでしたので、この景色は圧巻だったでしょう。

うふふ、ここがサニーコーストカヤックスのホームグラウンドなんですよ~。笑


湾内ですが、こんな洞窟もあります!
中ではカヤックを旋回できないので、上手にバック漕ぎで出てくるか、バックで車庫入れするように入るかしなければいけません。

バック漕ぎは洞窟パドリングに必須のテクニックですね。


二週前にキャンプした夕日が浜に上陸して一休み。
テントを張った通りのかたちのままに石が残こされていて、なんだかちょっとおかしいですね。

漕ぎ疲れたということもなかったのですがたっぷり30分ものんびりして、座佐の浜に戻りました。


二日目のランチは伊勢うどんでカレーうどんです♪
カレーのルーに伊勢うどんのタレを混ぜるのがコツです~。
そしてパルメザンチーズが意外と合いました。

そしてテントなどを撤収して座佐の浜を後にしました。


名残り惜しい船出です。
山本くんは浜で見付けた流木を持ち帰るようで、カヤックの先端に括り付けていました。

そういう遊び心、大切ですね♪


ロッジさらくわの近くまで来ると山上湖と見まがう鏡のような凪でした。
順番に上陸して注意深くカヤックを陸揚げしていきます。重積載したカヤックの運搬は気を付けないと人もカヤックも傷付けかねませんから、みんなで協力して運びました。

それぞれ荷物を出し装備を洗い、シャワーを浴びて旅の垢と潮を洗い流します。
それが普段の生活に戻る禊のようです。

すっかり帰る支度が終わってから最後のごあいさつ。
また伊勢志摩の海へ遊びに来てくださいね。
ご参加ありがとうございました!!



サニーコーストカヤックスではこんなグルメ企画ツアーを定期的に開催しています。
次回は真冬にカキを楽しむ【カキカキ!ツアー】です。
くわしくは【サニーコーストカヤックスHP カキカキ!ツアー詳細ページ】をチェックしてみてください♪



2016年11月23日水曜日

2016年11月23日 【五ヶ所湾ビギナーツアー】 レッスンの次はビギナーツアーです!

先月【レッスン&ツーリング ファーストステップ講習】にご参加されたお客さまがなんとか今年中にもう一回漕ぎたかった!ということで【五ヶ所湾ビギナーツアー】にお申込みいただきました~♪


昨日に引き続き秋晴れ。
でも今日は秋らしいきりりと引き締まるような空気感です。


北寄りの風が吹き、カヤックはぐいぐい進んで行きます。
この追い風が真っすぐ漕ぐには難しいんですよね~。


一つ岬をかわすと風裏になり、のんびりモードに。
入り組んだ五ヶ所湾ならではです。

途中、何度か上陸休憩を挟みつつ、ゆっくりと入り江を見て回りました。


枯れたハマゴウとカヤック。
この隣には葉が黄色く色付いたハマボウもありました。

すっかり秋も深まりましたね。


昼過ぎには風も落ち着き、五ヶ所湾らしい凪になりました。
今日は気温も上がらず肌寒いような一日で、汗ばむようだった昨日がウソのようです。


秋の日のつるべ落とし。
三時だというのにもう夕方のようです。

季節は確実に進んでいますね。


【ビギナーツアー】はリピーター様特別優待割引を実施しています!
【カヤック半日体験ツアー】や【ファーストステップ講習】にご参加いただいてから一年以内に【ビギナーツアー】にお申込みいただきますと、とってもお得な優待割引があります。
カヤックは経験回数よりも経験密度が大切です。
身体と頭が漕ぎ方を忘れないうちに、もう一度漕ぎに来ませんか?

【五ヶ所湾ビギナーツアー】の詳細はこちら!



2016年11月22日火曜日

2016年11月22日 【南伊勢リアスコースト1Dayツアー】 方座浦&寺倉浦を満喫~♪

そろそろスキーシーズンが始まるから今日が漕ぎ納めかなあ、と言う常連お客さまから外洋ツーリングのリクエストをいただき、方座浦へ行ってきました。

福島での地震の影響も気になりましたが、三重県南部に関しては「若干の海面変動」があるという注意喚起がされていました。
それでも細心の注意とあらゆる可能性を想定する必要がありますね。


鏡のように穏やかな湾の奥から出艇。
昨日の夜の大雨がウソのような青空です。

ただ、ちょっと漕ぎ出すとすぐにうねりが感じられ、外洋はきついかなあという雰囲気がしていました。


湾口に近い岩場にはこんな洞窟もあります!
たまに大きな波も打ち寄せるのでなかなかスリリングですよ~。


昼近くになり、秋晴れに♪
でもやっぱり波は高く、外洋へはちょっと出るだけにしました。


方座浦湾の西の出口、音瀬ノ鼻。
伊勢志摩国立公園の特別保護地区に指定されている景勝地です。

ここまで来て北寄りの風がびゅうと吹き付けてきたので引き返すことにします。


うねりも入らない静かな浜に上陸。
波しぶきを浴びた身体と顔がポカポカ陽気ですぐに乾いていきました。

小春日和というのは冬の暖かい日のことを指しますが、今日はまさに春のような陽気でした。


午後は入り組んだ寺倉浦をのんびりツーリング♪
ここの透明度の高さ、サンゴ(ソフトコーラルの仲間)の多さは特筆に値しますね。
南伊勢町内では一番きれいなんじゃないかと僕は思ってます。

上の写真のような岩場でも遊びつつ、春のような穏やかな秋の昼下がりのパドリングを楽しんだのでした。




2016年11月15日火曜日

2016年11月13日 【SEA TO SUMMIT 三重 紀北 2016】 スタッフとしてお手伝いしてきました~

アウトドアメーカー【モンベル】が全国各地で開催しているカヤックで海を漕いで、自転車で走って、山を登るという【SEA TO SUMMIT】というイベントが紀北町でやることになり、僕もカヤックのサポートスタッフとしてお手伝いしてきました。


前日から現地入りして参加者が利用するレンタルカヤックの搬入と受け付け、そして簡単な事前講習会をしました。
自転車や山登りはやっているけれどカヤックはまったく初めてという参加者も多く、しっかりと講習しました。

カヤックセクションは11km。
けっこうキツい距離ですね。


今回、カヤックセクションを担当したのは【シーカヤックステーション小山ハウス】の森田さん。
言わずと知れた東紀州の海を知り尽くした地元カヤックガイドです。
その森田さんのお手伝いに【SENTOM】カヤック工房の豊島さん、【RAINBOW三河湾シーカヤックスクール】の中谷さんとサエミちゃん、そして僕という面々。

さらに尾鷲・紀北周辺の山を歩き回っている【外あそびプロジェクト】のメンバーの方々もご協力いただきました。

そしてシーカヤック界の大御所・内田正洋さんもいらっしゃり、お手伝いまでしてくださいました。
ありがとうございます!

レンタルカヤックだけでも40艇近くあったので、運ぶのだけでもヘロヘロでした。
(カヤックの搬入は前々日からやっています。すんごい大変でした~汗)


そして当日朝。
スタートは7:00。

僕の役割はスタート地から3kmほど行った大エスキ島で待機して参加者を誘導することだったので、まだ薄暗い海へ漕ぎ出していきました。
良く知っている海域ですが朝が明けきらないうちの出艇だったので、ちゃんと地図を確認しコンパスで方位もチェックして出発しました。


紀伊長島港がある湾を横断したところにあるのがこの大エスキ島です。
朝の漁へ出ていく漁船に注意しながら20分ほどで到着。
北寄りの風が弱く吹いていましたが、漕ぐのに支障があるほどでもなく、心配していた台風24号の影響もあまりなく、海は穏やかでした。


心配性でハリキリ過ぎて早めに出てきてしまったので、たっぷり一時間近く先頭漕者を待つことに。。。
まだかなあ。

と思っていると7:30くらいに先頭の選手が来ました!
「どっちや?」と大きな声で元気に聞かれたので「あっちです」と元気に答えました。
するとその次にやってきた参加者から「さっき辰野会長が行きましたか?」と聞かれ、え?!さっきの元気な方はモンベルの代表・辰野さんだったんだと分かりちょっとびっくり。

いやはや、相変わらずお元気そうでなによりです笑。


そうこうしているうちにどんどん参加者の皆さんが通り過ぎていきます。
こうしてみるとシーカヤックでの参加が少なく、まだまだシーカヤックは普及していないんだなあと感じます。
SUP(スタンド・アップ・パドルボード)の参加者も多く、9月に僕のところへ遊びに来てくれた先輩も頑張って漕いでいました。

中にはカナディアンカヌーや、自作のカヤック、そしてパックラフト(空気で膨らますゴムボート)で参加している方もいました。
・・・大変そうだったなあ。


最後尾を確認してから僕もゴールのほうへ移動し始めました。
途中にはサエミちゃんと中谷さんも待機していて、みんな大変そうだねえと苦笑い。
ゴール手前で豊島さんとも合流し、その場をお任せして僕は参加者の上陸補助をするために陸へ上がりました。


ゴールの大白海岸は少し急な斜面になっていて時折大きな波も打ち寄せ、思った通りに上陸に苦戦しているようでした。
【外プロ】のメンバーが補助をしてあげていましたが手が足りていなかったので、見物に来ていた地元の議員さんなども上陸補助をしてくださっていました。

僕も右へ左へと駆け回って上陸を誘導し、大きなトラブルもなく全員が無事に漕ぎ切ることができまいた!


まったくの初心者の参加者もいる中で全員が11kmのコースを完漕できたのは、お天気のおかげもありますがなによりも参加者の皆さんのガッツの成せる業ではなかったでしょうか。
お疲れ様でした!
(でも自分のカヤックは満潮ラインよりも上まで持って行きましょうね~笑)

そしてカヤックスタッフみんなのサポートもばっちりでした!
さうが歴戦のプロたちです。
もちろん反省点もありますが、全員が完漕できたのでOKでしょう♪


来年も開催するかどうか僕は知りませんが、機会があればまたお手伝いさせていただいければと思います。
そして、これを機にまた伊勢志摩・東紀州の海へ遊びに来てくださいね~!


2016年11月6日日曜日

2016年11月5日、6日 【古和浦キャンプツアー2Days】 秋の夜長にたき火が美味い♪

ちょっとバタバタとした10月末を乗り越えまして、11月最初のツアーはキャンプツアーとなりました。


5日土曜日はこれぞ秋晴れという快晴。
ゆっくりとしっかりと準備をして漕ぎ出しました。

ロッジさらくわには他のグループの車も停めてあり、古和浦が賑やかなのは地元ガイドとしてはうれしい限りです♪


湾を出て外洋へ出ても穏やかなままでした。
こんな日はたくさんの磯釣りの人たちも楽しんでいるので、竿に気を付けながら漕ぎ進みます。

古和浦の湾口近くの通称「夕日が浜」に上陸。ここが今夜のねぐらです。


「夕日が浜」の名前の由来は上の写真を見ればわかりますね。
柴田さん(アルガフォレスト代表)ナイスネーミングですよ!

明るいうちにテントを立て、流木を集めます。


いよいよたき火を囲んでの夕飯です。
11月だというのに気温も高く、日が沈むまでは暑いくらいでした。

もちろん暗くなる前からたき火にあたり、チビチビ始めました~。


今宵のメインディッシュは、、、すみません、写真撮ってません(笑)。
ということでお品書きを。
南伊勢町内にある「やまきち」さんで仕入れた珍味セット!

からすみは言うまでもなく三大珍味の一つ、そして僕も初めて食べたソマカツオ塩辛とウツボの肝の燻製♪
塩辛はアンチョビのようでお酒にも良し、ご飯も進みました~。
ウツボの肝も呑兵衛にはたまらないお味でした!


秋の夜長は長いようであっという間。
四方山話は尽きることなく夜半まで語り合いました。

そして朝。


朝食はホットサンドとオニオンスープ。
人数が少ない時だとこのホットサンドクッカーが活躍します♪

たき火で沸かしたお湯でドリップしたコーヒーにもよく合いますよね~。


朝もゆっくり過ごし、やっとこさ漕ぎ出します。
浜のすぐ横に洞窟があるので覗きに行きました。

外洋に面した海岸にはこうした海蝕洞ができやすいですね。


帰路は風が強くなり、けっこうハードなパドリングになりました。
ちょっとハプニングもありましたが、それでもしっかり漕ぎ進めるお客さま。
さすがです!


古和浦の奥のほうまで戻ってくるとすっかり穏やかになり、先ほどの強風がウソのようでした。
この変化もまたシーカヤックツーリングの醍醐味ですね。

昼過ぎにロッジさらくわに戻って来て、片付けをしてからランチにしました。


キノコパスタとサラダとコーヒー。デザートは早生ミカン。
まるでカフェランチですね。(自画自賛)

昨日今日のツーリングを振り返りながらゆっくり食後の時間を過ごしていただき、解散としました。
ご参加いただきましてありがとうございました!



他のグループの方々は関東のほうからいらっしゃっていました。
「いやあ、伊勢の海はいいですよねえ」と言っていただき、本当にうれしいです。

そんな遠方からわざわざ漕ぎに来たくなるフィールドでシーカヤックのお仕事ができる幸せを改めて感じた、今回のキャンプツアーでした!