昨日今日の2日間「JSCA日本セーフティカヌーイング協会」の【指導者検定会ベーシック課程】を実施しました。
受験したのはスタッフMくんと鳥羽で活躍しているガイド女子Kちゃんの二人。
1日目は知識課目検定で丸1日みっちり講義と筆記試験です。
「総論」「安全について」「パドルスポーツの基礎知識」それぞれ90分の講義をテキスト2冊を使って行います。
講義はテキストを読むだけではなく、ホワイトボードやパワーポイントなども使って進めて行きます。
サニー本橋はこれでもベーシック課程の検定会実施回数が多いので、講義資料も豊富なのです♪
「パドルスポーツの基礎知識」の講義では、ギアの勉強もするので実物を見て触って学ぶことも。
ライフジャケットも目的によって形や機能が違うことを見てもらいました。
カヤックガイド、インストラクターは自身のお仕事の範疇の知識だけではなく、広くパドルスポーツについて知っておいた方がお客さまとも会話が弾みますしね。
90分の講義の後に筆記試験をします。
試験内容はこの検定を通して「覚えて身に付けてもらいたいこと」ばかり。
大人になってから筆記テストをするなんて久しぶりのことでしょうが(笑)、ここは頑張って欲しいところなのです!
二日目は実技課目検定です。
まずは「漕艇技術検定」、つまり決められた課題の内容で漕いでもらいます。
特別難しい課題ではありませんが、しっかりとポイントを意識して漕ぐと普段通りにできなかったり、人に見られ、そしてビデオ撮影までされると緊張してしまいますね。笑
次は「指導技術検定」で、「ライフジャケットの着かた」「漕ぎ方練習」「乗り降りの注意説明」をロールプレイング形式で講習を実演してもらいました。
「漕艇技術」と「指導技術」の検定が終了した後は、内容を振り返っての「フィードバック講習」をします。
受験生のスキルレベルやクセなどを見て講習内容を検定員が工夫するので、その日のうちにググっとスキルアップできちゃうかもしれません!?
ちなみに本日は「キャッチ」と「スイープストローク」をおさらいしました。
午後は時間をいっぱい取り、「安全技術講習」をします。
「安全技術」ではレスキューのトレーニングが中心となります。
まずはカヤックの牽引です。空荷のカヤックで牽引具「トーライン」の使い方を確認した後、実際に人が乗っているカヤックも引っ張って練習しました。
続いてグループレスキュー(アシストレスキュー)です。
引っくり返ってしまったお客さまをお助けするシチュエーションですね。
安全に、素早く、シンプルにというポイントを考慮して、セオリーに囚われずに何度も練習しましょう。
今回は受験生の実務に合わせてレクリエーショナルカヤック(レク艇)のレスキューも練習しました。
レク艇はハッチが後ろにしかなかったりするので、ひっくり返ると復元するのがとっても大変なのです。
「レク艇は安定感があって引っくり返るなんてことは起きないよ」なんて思っていると、いつか痛い目に遭うかもしれません、トレーニングしてちゃんとレスキュー法を習熟しておきましょうね。
さらに、シーカヤックのハッチが開いていた場合のレスキューも実施しました。
やり方はレク艇と同じなので、コツさえ覚えてしまえば難しいことではありません。
知らない、やったことがない、なんてガイドは現場で泣き言を吐くわけにはいかないので、万が一を想定していろんなトレーニングをしておかなければならないのです。
想定してしまばそれは万が一ではなく、いつでも想定内なので落ち着いて対処することもできます。
最後はセルフレスキュー、再乗艇のトレーニング。
運動神経のいい二人だったのでサニー本橋のデモを見た後、一発で成功!
再乗艇ではパドルフロートの使い方も練習します。
バックアップシステムは必ず構築しておくべきですからね。
この後、サニー本橋がロールを実演し、最速にして安全なセルフレスキューを披露して「安全技術講習」を終えました。
戻って来てお片付け。
現役ガイドなので手早いものです。
その間にサニー本橋は検定結果の集計作業をさせてもらいました。
着替えてもらってから結果発表。
お二人とも見事合格でした!
おめでとうございます~♪
【JSCA指導者検定会ベーシック課程】はゴールではありません。
ガイド、インストラクターとして活動していくためのスタートラインだったり、ある通過点なのです。
業としてカヤックに携わっていく以上、自己研鑽を心掛け精進していきましょう!
あらためまして、合格、おめでとうございます~!!
サニーコーストカヤックスではパドルスポーツシーンで活躍する指導者育成のための【JSCA指導者検定会ベーシック課程】をご要望に応じて開催しております。
もはや旅行会社も「無資格」のガイドとは仕事をしてくれない時代となりました。
ガイド、インストラクターは職業であり、社会的信頼を得るためには必要な資格の取得が当たり前になって来たのです。
サニーコーストカヤックスで実施することができる【指導者検定会ベーシック課程】のカヤックの艇種は、
・ シーカヤック
・ リバーカヤック
・ シットオントップカヤック
・ レクリエーショナルカヤック
の4種となります。
地域の活性化事業や、「新しい生活様式」に則したアクティビティ事業の展開を考えているのでしたら、まずは【人の育成】から考えるべきです。
その登竜門として【JSCA指導者検定会ベーシック課程】はあるのです。
検定会について、カヤック事業の新規立ち上げなど、パドルスポーツにまつわるご相談があればご連絡いただければと思います。
アウトドアメーカーに勤務経験もある代表の本橋が、カヤック本体はもちろん装備品などの専門用品についてもご案内いたします。
サニーコーストカヤックスHPはこちら
0 件のコメント:
コメントを投稿