本日は「伊勢志摩国立公園エコツーリズム推進協議会」の第二回人材育成部会として、南伊勢町・阿曽浦にある【しじらみ浜】へ、磯観察&人材育成会議をしてきました!
案内をしてくださったのは漁師であり体験事業者であり民泊「まるきんまる」の運営もしてる「友栄水産」橋本さん。
南伊勢町には橋本さんと本橋という二人の坊主がいるのです。笑
阿曽浦の町はずれから山に入っていきます。
目的の【しじらみ浜】は熊野灘に面した浜で、阿曽浦から山一つ越えたところにあります。
山道は台風の影響と落雷で倒木や土砂崩れしているところもありましたが、基本的には道は整っていて、とっても分かりやすくて歩きやすかったです。
山の頂上で一休み。
ここには昔、大きな木が立っていてそれが漁師さんたちの目印になっていたとか。
今はその木も朽ち倒れてしまいましたが、正確な地図もGPSもなかった当時の漁民たちの暮らしの知恵が偲ばれます。
ゆるやかな森の坂道を下り抜けるとそこは海でした。(川端康成風に。笑)
この景観!
カヤックでは何度か来たことがある浜ですが、陸路では僕も初めてでした。
さっそく磯観察を始めます。
まずは橋本さんから危険生物についてのお話し。
こうした知識はガイドに必須なのはもちろん、伊勢志摩に暮らしていると普段の生活にも役立つものです。
・・・そこらへんに危険生物がいる可能性があるので。笑
【しじらみ浜】の磯。
今日を選んだ理由は大潮だから。
お昼前に潮が引き、磯観察がしやすいのです~♪
潮だまりをのぞき込み、貝殻を拾い、シーグラスを探す。
いい大人たちが童心に返ります。
たっぷり磯観察をして、お昼ご飯です~。
橋本さん謹製の「鯛の炊き込みご飯」♪
真鯛の養殖もしている漁師の橋本さんが作る鯛めしなんて、贅沢ですねえ。
食事のあと、それなりに真面目な話をして帰路につきます。
山道にはあちこちに石垣が組まれ、平らなところがあります。
これは、昔使われていた畑の跡だそうです。
森を抜けるとパッと視界が開けて、阿曽浦の真珠養殖の筏が見渡せました。
ここも入り組んだ湾なので、真珠養殖が盛んなのです。
民泊「まるきんまる」に戻って来て人材育成部会の会議をしました。
浜辺で行った意見交換をとりまとめ、今後の方針などについて話し合います。
会議のスタイルと効率というのは僕には分からないことも多いですが、こんなふうにフィールドに出てみんなで行動し、その現場やすぐ後に語り合うことはとても有意義だと思っています。
インバウンド対応、後継者問題、新規事業の立ち上げ。
エコツーリズムを取り囲む環境はどんどん変化し、概念そのものも移り変わっていく中で、「伊勢志摩国立公園エコツーリズム推進協議会」の人材育成部会では、今後もこうした活動をしつつ、伊勢志摩エリアの体験事業者の人材育成などを担っていければと考えています。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!!
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