2017年12月13日水曜日

2017年12月11日、12日【熊野ガイド協会 カヤックガイド研修】本州最南端・串本でトレーニングしてきました!

毎年この時期に開催している【熊野ガイド協会カヤックガイド研修】に二年ぶりに参加させていただきました!


今回は本州最南端の町・串本で開催されました。
ただ天気はきつめの冬型の気圧配置・・・。

集合してからとりあえず潮岬を見に行きます。
北西の風が強く吹いていましたが、思ったほどでもなさそうです。


ということで、初日は橋杭岩海水浴場から出て古座川の河口沖にある九龍島(クロウシマ)まで風の中でのパドリングと、ロックガーデンでのボートコントロールを課題にして漕ぎ出しました。

今回の参加メンバーは、
「くまのエクスペリエンス」上野さん
「シーカヤックステーション小山ハウス」森田さん
「語らいの里 噺野」伊藤さん
「キオラパドル」山本くん
「リゾート大島」南畑くん
そして僕の、計6人です。


まずは奇岩・橋杭岩をくねくねと漕ぎ抜けてみます。
北西の風なので、東側のこっちは拍子抜けするくらい穏やかです。

地元の南畑くんから地層のことなどを聞きながら進んでいきました。


一度、紀伊大島に渡り、それから九龍島へ。
広い海峡に出ると多少風に吹かれましたがプロガイドばかりなので危険なことはありません。

ツアーではなかなか漕がない状況下で漕ぐということ。
これがガイドトレーニングで大切なことの一つです。


岩場を縫うように漕ぐ練習もしました。
ロックガーデンでの操船技術は、基本をしっかりできることと、波のタイミングを見ることなどが求められます。

体験ツアーではなかなかこうした要素は盛り込みませんが、基本講習を受けた方向けの一人乗りカヤックでのツーリングなら遊びがてら取り入れたりもしますし、ただ目的地まで漕ぐという単調なパドリングにスパイスを加えることにもなるので、ガイドならこんな遊びも知っていないといけませんね。


結局あまり強い風には吹かれず、ロックガーデンでの練習がメインになった初日でした。
撤収して今夜のお宿へ向います。


宿泊は「リゾート大島」さんのコテージを利用させてもらいました。
僕は初めて来たのですが、とっても広くてきれいで、コテージも立派で快適でした~♪

Photo by Y.Ito

極めつけはこちら!
眺望バツグンの露天風呂です~♪

貸切なのでプライベートで利用する時にはすごくうれしいですね。


晩ご飯はがっつり系です。笑
串本にできたばかりの大阪王将でお腹いっぱい食べ、オークワで明日の食べ物などを買い込んでコテージに戻りました。

夜はカヤック談義から仕事のことまでいろんな話で盛り上がり、疲れているのに深夜まで語り合ったのでした。


翌日も北西の風が吹いていました。
最南端の町でも強烈な寒波の影響で冷たい風が吹き抜けます。

とあるサーフポイントへ行ってみるといい感じに波が入ってきていました。
今日はサーフ練習をすること。


サーファーも何人か来ていたので、僕らは邪魔にならないほうへ移動して出艇します。
こんなサーフゾーンへ漕ぎ出すには、こうして砂浜でスプレースカートも装着してからずりずりと水辺へと這い寄り、エントリーします。

こういうのは僕も久しぶりでした。

Photo by Y.Ito
※写真のカヤックは僕じゃありません

なかなか大きな波もあり、うっかりするとシーカヤックが縦回転しかねないブレイク(崩れ波)もあり、油断ができません。
大きな波のセットも容赦なく押し寄せ、僕もしのぎ切れずにひっくり返ってしまい、なんとかロールで起き上がったこともありました。

それでもこんな荒れたサーフゾーンでのボートコントロールは楽しく、また、いい刺激にもなりました!

Photo by Y.Ito

昼には上がりにして、撤収したその足でお昼ご飯を食べに。
南畑くんおすすめの「かつお茶漬け」が美味しいお店へ行きました。

カツオの切り身の漬けをひつまぶし風に食べるのですが、さすがカツオの本場の町と思わせる逸品でした~♪

Photo by Y.Ito

最後は温泉へ。日帰り入浴施設として有名な「サンゴの湯」。
僕は今までご縁がなく来たことがなかったのですが、つるつるの泉質で冷えた身体がほっこりと温まりました!


こうして二日間の串本でのガイド研修は終わりました。
上野さん、森田さん他、参加された皆さん、ありがとうございました!


でも実はこの後も研修は続きまして、あと三日間は四国・吉野川の大歩危・小歩危でリバーカヤックの研修が実施されるのです。
僕は仕事のため参加できませんでしたが、・・・いや、参加する勇気も怪しかったですが(笑)、こんな風にしてプロガイドが自己研鑽する機会がたくさんあるというのは本当に素晴らしいことだと思います。

伊勢志摩、東紀州、熊野、そして南紀と、紀伊半島はカヤックガイドが少しずつ増え、そしてみんながプロ意識を持って活動をしています。
僕はこれからも現状に甘んじることなく、精進していきたいと思います!



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