2017年5月16日火曜日

2017年5月14日【セーフティミーティング三河湾】事故に学ぶリスクマネジメント実践編を開催しました

2月に実施した【事故に学ぶリスクマネジメント】の実践編として【セーフティミーティング三河湾】を開催しました。


今回もJSCA(日本セーフティカヌーイング協会)が主催し、RAINBOW三河湾シーカヤックスクールさんとサニーコーストカヤックスで協力して実施しました。

まずは先月末に発生した2件のシーカヤックによる事故について概要説明と考察をRAINBOW中谷さんからしてもらいました。


その後はレスキューについて一番大事な「セルフレスキュー・ファースト」をしっかりと認識してもらい、レスキューに必要な技術(レスキュースキル)についてお話したり、必要な装備などについて解説したりしました。

色んな装備、道具が販売されていますが、それぞれのメリットとデメリットを知り、自分にとって本当に使いやすい必要な装備というものを考えることや、装備の日ごろの点検の大切さなどを再認識してもらいました。


今回もシーカヤック愛好家だけではなくカヤックアングラーの方たちもご参加されていたので、シットオントップカヤックについても安全に関してみんなで考えてみました。

こうして違うカヤックや道具のことを知ることも大事ですよね。


午後からは海上での講習です。
幸いにも汗ばむ陽気でしたので、ちゃんとした服装であれば水に入っても寒いことはありませんでした。

上の写真は「パドルとカヤックを手放してしまい漂流している人に、装備を持って行ってあげる」図です。
どの順番で回収するか、どういうコースを漕ぐかなど、基本的なパドリングスキルが求めらます。


こちらはパドルフロートを使っての再乗艇のデモンストレーション(僕です!)。
もちろん参加者の皆さんにも練習してもらいました。

道具は持っているだけではなく、使い方を習熟していなければ意味がありませんからね。


最後にグループレスキュー(誰かが誰かを助けるレスキュー)の練習です。

手順やセオリーを覚えておくことも大事ですが、レスキューでは3S(Safety:安全に、Speed:素早く、Simple:シンプルに)を意識したり、相手に安心感を与えるために声を掛けたり、助ける側が笑顔(Smileも入れて4Sですね)でいることも大切です。


たっぷりしっかりトレーニングをして海から上がりました。
ご参加いただいた皆さんも充実した顔をしていらっしゃいました~。

でも今日一日トレーニングしたからといってもう大丈夫、ということではないのです。
今後の弛まぬ鍛錬の積み重ねこそが大事なのです。
僕らも鍛錬し続けなければ安全で楽しいシーカヤックをお客さまにご提供できないのです。

ご参加ありがとうございました!


こうしたレスキュートレーニングのレッスンプログラムはRAINBOWさんでもサニーコーストカヤックスでも随時申し込みを受け付けております。
これからどんどん水温も気温も高くなり、レスキュー講習もしやすいシーズンになっていきます。

大丈夫ダイジョウブ、自分はOKだから、とおっしゃらずに、経験豊富なパドラーの皆さんもレスキューの知識のアップデートと技術のスキルアップをしてみませんか?
長~く遊べるシーカヤックだからこそ、安全についてもう一度考えてみてください。




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