この冬は運動不足解消のため、近所の山へお散歩するようにしています。
今日登って来たのは標高200m足らずの「馬山(まやま)」です。
馬山は先日ご紹介した五ヶ所富士・浅間山の東側、役場と小学校の裏山みたいな里山です。
浅間山よりも集落に近く、また、なだらかな山容なのでルートもたくさんあるようです。
実は今日は二回目の馬山登山。今回は五ヶ所川を少し遡り、「愛洲の里」を抜けていくルートを取りました。
「愛洲の里」から五ケ所城址へ上る階段「鍛錬の段」。
地下鉄三階分くらいでしょうか、いきなり息が上がります。笑
「鍛錬の段」を登りきり左手へ歩いて行くと頂上です。
元々は館が建っていた場所なのでしょう、そこに由来の書かれた案内板があります。
愛洲氏は南北朝時代に興り、戦国時代に織田信雄に攻め滅ぼされるまでこの地を納めていました。
そしてここは日本剣道の祖といわれる陰流開祖・愛洲移香斎の生誕地でもあります。
毎年7月の連休に「剣祖祭」も行われています。
時期が時期なだけになかなか見に行く機会がないのが悲しいです・・・。
五ケ所城址は竹林に囲まれています。
なんとなく居合で竹を切り倒す時代劇とかのシーンを連想してしまいますね。笑
この周辺にはこんな看板が。
愛洲移香斎をイメージしたキャラクターでしょうね。(たぶん)
陰流というとあまり馴染みのない流派ですが、有名な柳生新陰流も移香斎の陰流の流派の一つらしいです。
さて、五ケ所城址のはずれに馬山の登山口があります。
看板を頼りに進んで行きます。
途中、清水が凍っていました。
まだまだ寒波の影響で寒い日が続いていますもんねえ。
比較的温暖な南伊勢町でも日影では日中までこんな風に凍ったままなのは驚きました。
しばらくはコンクリートの舗装路でしたが、ここから先は本格的な山道となります。
登り道といってもなだらかな斜面が続き、それほどハードな感じではない道でした。
要所要所にはこんな案内看板が立てられていました。
南勢テクテク会の皆さんが定期的に整備していらっしゃるそうです。
浅間山もそうでしたが、気軽に登れる山だからこそこういう看板はありがたいですね。
でも案内看板ばかりに頼っていたわけではありません。
ちゃんと1/25,000地形図とコンパスは持ってきています。
海とは違うナビゲーションなので、難しいですが面白いですね♪
最後の急坂を登りきると頂上です!
この眺望!
浅間山よりも海が近いですね。
30分ほどで登頂できました~。
山頂には三角点も。
常連のお客さまで三角点ハンターがいらっしゃるのを思い出し、思わずパシャリ。笑
地下足袋の文太郎といわれた加藤文太郎も、若かりし頃は三角点を攻めまくっていたらしいですね(新田次郎著「孤高の人」参照)。
あまり長居はせず引き返します。
この山で残念なのはこんな鉄塔が二つも立っていること。
まあ集落に近く、高い山なので仕方ないんでしょうがね。
帰りは違うルートへ降りてみることにしました。
看板や赤いテープの印と地図も確認しながら降りていきます。
・・・さすがにこんな里山で迷子になったら、いくらシーカヤック専門のガイドといってもガイド失格でしょうしね。笑
降りた先は役場の裏手でした。
役場の裏にこんな案内看板があることすら知りませんでした。
もっともっと色んな所を歩かなきゃですね!
帰り道、最近できたお店に立ち寄りました。
焼きたてパンも作っている食料品店「やおよろず」さん。
せっかくなのでパンをいくつか買わせていただきました~。
やっぱり焼きたては美味しいですね♪
こんな寄り道をしても家を出てから1時間半も掛かっていませんでした。
浅間山と馬山と、気軽に登れて景色もいい里山が近所に2つもあるなんて恵まれた環境なんでしょうね。
なんとなく伊勢志摩国立公園内に住んでいるんだ、ということをあらためて実感したのでした。笑
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