2015年2月5日木曜日

海旅人をおもてなし ~1000km to Tokyo Expedition~

マイク・リードという若者が五ヶ所湾へやって来ました。

彼は2014年初夏にJapan to Koriaという遠征をダイドック オーシャンカヤックス原さんと共に成し遂げた男だ。
そして第12次瀬戸内カヤック横断隊にも参加したので、僕にとっては隊士仲間でもある。

アメリカ生まれのマイク。現在は山口県周南市在住。


マイクは環境活動家を自称しており、浜辺に打ち上げられたゴミに関心を持っていて、特に瀬戸内の海に散在する牡蠣養殖で廃棄される塩ビのパイプのごみ調査をしている。

先の韓国までの遠征もゴミ調査をしていて、今回はその遠征報告のプレゼンテーションするために東京を目指しています。
もちろん今回の遠征でもゴミ調査もしていて、会場までシーカヤックで漕いで行くというパフォーマンスと、彼いわく漕いで行けば安上がりだし、とのこと。

そうして山口県を年末に出発し、瀬戸内を抜け、紀伊半島に取りつき、潮岬を回航して熊野灘を北上してきたのだった。

そんなこんなで睦月吉日。
マイクは五ヶ所湾へやってきたのでした。

日暮れ迫る五ヶ所浦にやってきたマイク
この日も40kmほどは漕いできたはずだ

午後三時過ぎ、五ヶ所浦の河口の浜に上陸。
お出迎えは地元ブランドの大内山牛乳と山村牛乳、そしてチョコパイ。
マイクはお酒を飲まないのでこうなりました。

やあやあやあと再会を喜び、我がベースへとお通ししました。

出迎えのプレゼント。マイクはお酒は飲まず、日本の牛乳をこよなく愛している
(注:チョコパイは僕の趣味です)


カヤックカートに乗せて重積載したカヤックを運び、荷をほどきシャワーを浴びてもらってから近所へ晩ご飯を食べに。
お約束のような「FIVE」の特大エビフライ定食。
旅人に揚げ物はたまらないでしょう~。

しばらく人と話していなかったのと、僕がほんのちょっと英語が話せることもあり、マイクはずっとしゃべり続けた。アラスカ奥地に暮らすマウンテンマンのようでした。


晩ご飯を近所の喫茶店「FIVE」へ食べに行く
オーダーはもちろん特大エビフライ定食


僕らはなぜか昨年晩秋の瀬戸内カヤック横断隊の時にはあまり会話をしなかった。
横断隊は人数も多く、そして英語の堪能な隊士もいたせいか遠慮をするように話しかけなかったように思う。
そして今、二人きりで相対すると不思議と数年来の知己のように気安く話せるのだった。

その後も話が弾んだが彼の疲労も考え、早めに辞去した。


翌日は一日ゆっくりしてもらう。マイクにも休養は必要だ。夕方うちの奥さんを伴って再訪。
アルガフォレストの柴田さんもお誘いして、おでんをした。
マイクはシーカヤックでの遠征経験のある人の話を聞きたそうだなと前日に感じたので、それではと日本屈指のシーカヤックパドラーをお招きしたのでした。
柴田さんはノルウェー・エクスペディションをはじめ海外への過酷な遠征経験だけではなく、技術、知識も国内トップクラス。そして英語も話せます。

装備のこと、漕ぎ方のこと、これからのルートについて。
柴田さんを紹介したことはマイクにいい刺激になったようだった。わざわざ来ていただいた柴田に感謝です。


そして出発の朝。
7時には出るという彼の言葉を信じて自宅から車を飛ばしてきてみれば、まだパッキングも始めておらず、着替えてもいなかった。
ま、自分一人の旅だもんね~。


出発の朝。念入りにパッキングしていくマイク


全ての荷物を積み込み再びカヤックカートで浜へと運びました。
コーカタットのドライスーツとライフジャケットを着ると表情もきりっとして見えますね。

いよいよ離陸。

五ヶ所浦を離陸。この日は鳥羽を目指した


これから旅立つ若者を見送る一抹の寂寥感。
この浜に立ち、カヤックで出発する人を私服で見送ったのは初めてだ。
いつもは自分も装備を身に付け、最後に離陸する。

アオサのりの養殖網の列を抜けだんだんと小さくなるマイクのシルエットを目で追いながら、さみしいんじゃなくて悔しいのかなとふと思い、自分の旅心もまだまだ現役だなと妙に納得した。

マイクはこの日、五ヶ所湾から英虞湾を抜けて深谷水道を通り、大王崎を回って的矢湾、相差を過ぎて国崎(くざき)に着陸した。
海図の写しは持っていたが、迷路のような英虞湾をナビゲーションして深谷水道に入れたのは大したものだ。


前夜のワンショット。

二日目の夜は柴田さんとうちの奥さんも交えておでんパーティ


手に持っているのはヒッチハイクのためのボードと、マイクのカヤックに置いておくメモです。
東京でのプレゼンに漕いで行くには間に合わなくなり、途中で旅を中断してヒッチハイクで会場へ向かうことにしたので僕が書いてあげたのだ。
マイクは片言の日本語はしゃべれるが文章は書けない。

メモの内容は「これはマイク・リードのカヤックです。山口から東京までごみ調査をしながらこのカヤックで旅をしています。しばらくここにカヤックを置かせてください云々」というもの。彼の連絡先も書いてある。

結局、浜名湖まで漕ぎ着いたマイクはそこにカヤックを置いて東京へ向かった。
カヤックにおいておくメモは使ったけれど、東京へは横断隊士の三澤さんにピックアップしてもらえたので、人生初のヒッチハイクに興奮していたマイクだったがTokyoと書いたボードは使わずじまいだったようだ。
一人旅とは人々のもてなしで思い通りにはいかないものだね。


東京でのプレゼンを無事に終えたマイクは再び海に戻り旅を続けています。
厳冬期のシーカヤック・エクスペディションは彼を大きく成長させることでしょう。
伊豆半島の回航を含めまだまだ難所は続きます。
Good luck, Mike !


この遠征【1000km to TokyoExpedition】のレポートをマイクはfacebookにアップしています。興味のある方はぜひチェックしてみてください。

マイクのfacebookページ「Japan to Korea」



2015年1月13日火曜日

休業中のお仕事

新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末より長らく休業させていただいておりましたが、本日より営業再開いたします!
今年もよりいっそうのご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。


さて。
休業させていただいておりましたが、けっしてお正月休みを満喫していたわけではございません。
貧乏暇無し、働いても働いても我が暮らし楽にならず云々と申しますように、副業に励んでおりました。

伊勢神宮内宮前おかげ横丁。

おかげ座前の吉兆招福亭と季節屋台のおみくじ売り場


ここがこの年末年始の仕事場でした。

右に並んでいるのが干支の置物、左が招き猫。


なにを売っていたかといいますと、おみくじです。
神社さんによくある折りみくじではなく、干支や招き猫の陶器製の置物のなかに巻きみくじが詰められている品物を扱っていました。

招き猫おみくじ。右手上げは金運招き、左手上げは人とのご縁招きと云われております


これを作っている会社「おみくじ工房」の社長さんは僕のカヤックの師匠のお弟子さんの一人、言ってみれば僕の兄弟子にあたる方でして、そんなご縁で弟子入り時代から冬の間はご厄介になっています。

干支みくじ。下に穴が空いていて、その中におみくじが詰められています


そして大晦日からお正月休みの間、そして成人式の連休まではここ、おかげ横丁に出張して販売のお仕事をしておりました。
もうかれこれ五年目になりますかね。

引いたおみくじはこちらの荒縄に結んでいくこともできます

伊勢神宮にはおみくじはございません。
なぜならお伊勢参りをする日はいつも「吉日」だからです。
個人的な占いなんかするなどもってのほかということですね。
ですがせっかくお伊勢さんまで来ていただいたのにおみくじも引けないのではあんまりだ、ということでおかげ横丁でこうしておみくじを扱っていただいている次第です。

おかげさまで毎年大繁盛の大忙し。
世間様が休んでいる間に働く快感という自虐的な性向を持つ僕にはそれなりに楽しく充実するお仕事です。

夜のおかげ座前。人通りもまばらになり、独特の雰囲気をかもし出します


シーカヤック屋さんを独立開業してことして三年目。
このおみくじのお仕事もいつまで続けられるかわかりませんが、古くから海の男は縁起を担ぐといわれている通り、こうして縁起物をあつかう商いに関わるのは悪いことではないなあと感じております。

はてさてこの先どんな道行き、航海になるか分からない人生ではありますが、八百万の神々を畏れ敬い、我ただ足るを知りつつ地道に暮らしていきたいものです。


皆さま、今年もよい海旅ができますように、、、。

2014年12月31日水曜日

伊勢の注連縄飾り

年の瀬。
サニーコーストカヤックスの事務所にお飾りしていた注連縄を付け替えました。

新旧の注連縄飾り

一年間お世話になった注連縄飾り。
雨にも負けず風にも負けず、春夏秋冬を経てボサボサになりました。

この注連縄飾りはいわゆる正月飾りではありません。
なので一年を通して玄関先にお飾りします。
けっして伊勢の人たちがのんきで正月飾りを付けたままにしているわけではありません。
ちゃんと云われがあるのです。

木札の拡大


中央の木札には蘇民将来子孫家と書かれています。
この蘇民将来さんは、アマテラスさんの弟神であるスサノオさんが伊勢の国に旅した折、その日の宿に困っているところへ貧しいながらも気前よく親切に歓待し、その後大いに栄えたという伝説にちなんだものです。
これは単純に招福という意味合いだけではなく、我が家は旅人にやさしく来る者拒まずやに~という意味も含まれているんじゃないかなあと思っています。

新しいお飾り。来年もよい年でありますように・・・


注連縄飾りは大晦日より前に掛け代えるものといわれています。
大晦日に飾ることを一夜飾りといい、せっかく年神さんをお迎えするのに前日にバタバタと替えるのはちょっとねえ、とされています。
ちなみに掛け替えたのは26日。
このお飾りする日取りは諸説あり、29日もあかんなど色々あるようなのですが、今年はたまたま無難な日に付け替えられたようです。


2014年もあと一日。
皆さまはどんな年末を過ごされているでしょうか。
どうぞよいお年をお迎えくださいませ。
それではまた来年もよろしくお願いいたします。


2014年12月29日月曜日

2014年、竿収め

年の瀬も押し迫った好日、いつもの愉快なJSCA公認指導者の仲間たちとカヤックフィッシングに行ってきました。

場所もいつもの三木里。
今年最後の釣りにふさわしい小春日和。

最後の最後に釣り上げたオオモンハタ


朝7時に集まったのは我が師匠パドルコースト吉角さん、釣りと言ったらこの人RAINBOW三河湾シーカヤックスクール中谷さんとスタッフのサエミちゃん、尾鷲の若大将こと小山ハウス森田さん、そして初参戦のリンエイ池田さん。
池田さんはfeel freeカヤックの輸入をしていて、この6月にベーシックインストラクター検定に合格、来春には浜松市内にカヤックショップをオープン予定とのこと。

東海エリアのJSCA仲間も増えてきて、釣行もますます楽しくなってきましたねえ。
も、もちろんシーカヤック研鑽のための研修です。笑

さて。
朝もやの漂う三木里の海へと離陸。
太陽はまだ山の端に隠れていました。

三木里の夜明けの海に湯気が立ちのぼる


過去、戦績のいい鯛ラバでファーストキャスト。
潮が止まっているのか潮目も見分けにくく、朝まずめはしぶいスタートとなりました。
ぽつぽつとアタリはあるけど食いついてくれません。

他のみんなもエソくらいしか上げられず、それではと沖へと漕ぎだします。
人より遠くへ、人より深場へという心理のなんと浅はかなことでしょう。
それでも沖へと漕いでいくおじさん6人でした。

今回、僕が使用したカヤックはパドルコースト製「ザサ ツーリング」。
2014年のニューモデルで、初心者から中級者、そしてコマーシャルツアーのレンタル艇としても活躍してくれるオールマイティなシーカヤックです。
初期安定性も高く、コクピットが広いのでカヤックフィッシングにも十分対応できます。
オプションでロッドホルダーを付けることもできますが、こちらは試乗艇のためノーマル仕様でしたが、海上ではほとんどストレスを感じることなく釣りに専念することができました。
(ちなみに竿はライジャケに挿し、クーラーボックスはやめてソフトクーラーバッグをコクピット奥に入れたりしました)

一番のメリットは移動速度でした。
とにかく移動のストレスがなく(そりゃシーカヤックですから当たり前ですが)、ここのポイントがダメならじゃあ別のポイントへ動こう、というのをすいすいすることができました。
シーカヤックの機動力を知っている僕らにするとザサツーリングのスピードは快適そのものでした。

なのですが、、、釣れません。
途中で仕掛けも変えて鯛ラバからジグにもしましたが、アタリすらなくなってしまいます。
お昼を過ぎても上げられず、飽きっぽい僕はもう上陸して待ってよーかなあなどと戦意喪失していました。

吉角師匠や中谷さんはなにやら釣り上げていて、憎らしいことこの上ありません。
それでも一人でいじけるのもしゃくに障るので、浜のほうへ引き返しながらも潮目を見つけては投げてみるというふうにしていると、なにやら異物が水面に見え隠れしています。
何かなあとぼんやり見過ごしているとすぐ近くに現れました。
それは海ガメでした。
三木里の湾の真ん中よりも奥寄りの、そんなに深くもない場所で海ガメに出会えるなんて、ちょっとラッキーです。久しぶりに海ガメ見たなあ、これは吉兆かなあとも思う反面、いや、アイツが食い散らかして魚を散らしているんじゃないかなどとも逆恨み。
どうも僕は竿を持つと人格が変わるタイプかも知れません。

そしてもう浜まで1キロを切るようなところまで戻ってきてしまい、水深も20mに満たなくなってきてしまいました。
これは本格的にボウズか?いや、昨夜頭は剃ってるからまあいいんだけどなんて自虐的になっていると、久々のアタリです!
えいと合わせてこの日初めてのヒット。
手応えは強くなく大物ではなさそうですがそれでも慎重に引き上げてみると、15cmほどのオオモンハタでした。

これはさすがにリリースしました。
この日は実はクリスマスイブ。いくらボウズでもこのサイズのハタ一匹持ち帰っても後味が悪いだけです。無駄な殺生はせぬ、その代わり君のお父さんかお母さんがどこにいるのか教えてね~なんて思いながら海に返してあげました。
これで今日の釣りもおしまいかなあ、まあ一回だけだけど釣り味も楽しめたし良しとするかと開き直りながらも諦め悪く糸を垂らしているとまたアタリが。

フィッシュオン!
今度はぐいぐい引きます。
丁寧にリールをあやつり引き込んでいくと、竿がグイーンとしなります。
そうしてなんとか上げてみるとまたオオモンハタです。今度は40cmほど(たぶん)のいいサイズ。
これはさっきのヤツが呼んできてくれたのかな、なんてよくわからないですがハタの恩返しと感謝。

さてこれにて終了といつも魚の処理をしている浜に上がると、それにつられるように中谷さんとサエミちゃんも来ました。
中谷さんはカサゴとハマチとホウボウ、サエミちゃんはエソに悩まされながらもいいサイズのハマチを釣り上げていました。

頭上にトンビとカラスが旋回する下、鱗取りとワタの処理をして、帰途につきました。

どうやら池田さんも森田さんも苦戦を強いられていたようです。
吉角さんはなんと真鯛を上げていました。


こうして竿を納めたのでした。
次回はいつになることやら。
待ち遠しいものです。

2014年12月11日木曜日

初冬、東奔西走

めまぐるしく過ぎ去った半月あまり。
ブログもホームページも更新をすっかりご無沙汰してしまい失礼しました。


11月下旬に行われた第12次瀬戸内カヤック横断隊
今年もスタートからゴールまで全行程に参加し、多くの学びを得ることができました。


祝島まであと25kmの最後のキャンプ地にて
牡蠣パイプでアートを創ったマイク(緑のジャケット)


7日間で瀬戸内の海を横断する瀬戸内カヤック横断隊も今回で12回目となり、天候に恵まれ、参加した隊士みんなの意志も固く、なんとか目標としていた祝島まで漕ぎきることができました。


初日、小豆島を出発し、夕方前には瀬戸大橋をくぐることができた


総漕行距離270km。
日の出前に離陸し、海上で朝日を眺め、夕闇迫る浜に着陸する日々でした。


日暮れが迫り、今日の野営地を目指して漕ぐ横断隊士たち


水も食料も7日間無補給。
「own risk(自己責任)」。
実践版シーカヤックアカデミーとして内田正洋氏が始めた瀬戸内カヤック横断隊は次世代へと受け継がれ、新たな10年へと漕ぎ出しました。

僕も横断隊から多くを学び、そして経験してきました。
横断隊に参加し続けてきたことは、今の仕事を選んだきっかけの一つでもあります。
そして瀬戸内というかけがえのない海を知ることもできました。

横断隊はこれからもずっと続いていくでしょう。
僕も関わり続けていきたいと思っていますが、僕自身が何かを始めなければならないという意識も芽生えてきました。


そして12月初旬。
三重県紀北町で開催されたJSCA(日本セーフティカヌーイング協会)の公認指導者検定会シーカヤック応用課程に受験しました。


JSCA公認指導者はインストラクター1(基礎)とインストラクター2(応用)、
そして今年度新設されたベーシックインストラクターがあります


検定会応用課程は講義と筆記試験、海上・陸上での実技試験が3日間に渡り実施されます。


各講義はIT(インストラクタートレーナー)によって行われます


応用課程ではシーカヤックインストラクターに求められる知識と技術と経験が問われます。
できて当たり前。知ってて当然。
ですがそのレベルの高さに自分の未熟さを思い知らされる毎日でした。


2日目の午前中。実技試験が終わった後のひととき


筆記試験も充分手強いですが、やはり山場は実技試験です。
紅葉の秋から一気に真冬のようになった伊勢二見の海で試験は実施されました。

テーマはラフウォーターでのテクニック。
小手先の技術や曲芸のような小技は検定官(IT:インストラクタートレーナー)にはすぐに見破られます。
僕も先月から時間を作って練習をしてきましたが、その甲斐あってか課題はなんとかクリアし、無事合格することができました。

しかしまったく余裕のない合格でした。
インストラクター1(基礎課程)に合格してから6年、目標としてきたインストラクター2検定でしたが、そこはゴールではなく新たな課題が山積する‘道半ば’でした。

JSCAにはさらに先を目指そうとさせる深くて高い目標がたくさんあります。
僕はシーカヤックインストラクターです。
まだまだ、これからも学び続け、研鑽、精進していきます。


そして冬。

おだやかな初冬の五ヶ所湾・五ヶ所川河口付近


五ヶ所湾のアオサ養殖の網は緑色にたわみ、空は青く高く、海はますます青さを深めてきました。
今年も残りわずか。
サニーコーストカヤックスも二回目の冬を迎えます。


2014年11月20日木曜日

いざ!瀬戸内カヤック横断隊へ

2014年晩秋。
第12次瀬戸内カヤック横断隊が11月22日(土)に小豆島を出発し、祝島を目指して漕ぎ出します。
期限は28日(金)まで。7日間の海旅です。



食料を買い込み、キャンプ道具やカヤック装備をまとめて車へ積み込む。
行きはどこかで車中泊し、21日のうちに小豆島へフェリーで渡ります。

相変わらずの大荷物。
それでも忘れ物がないかどうかいつも不安に感じます。




準備は荷物をまとめるだけではありません。
道具の整備も大事な準備です。
今回は水漏れが気になっていたカヤックのサードハッチを補修し、スケグの具合をチェックしました。

船乗りは自分の船は直せんといかん、とは知人のカヤックビルダーの言。
海旅には欠かせない知識と技術ですが、その前提として日ごろからのメンテナンスも大切でしょう。




そして積み込み完了。
もう冬の気配もする青空の下、オレンジ色のカヤックが映えます。南伊勢でもちらほらと紅葉が始まりました。
これから西へと走ります。

瀬戸内カヤック横断隊は遠征ではなく、勉強の場です。
初代隊長の内田氏は道場である、とも言っています。


今年はどんな海旅になることやら。
くわしくは追って報告していきます。

それでは行ってきます!


2014年11月11日火曜日

エビエビ!キャンプツアーで伊勢エビ三昧!!

先日のエビエビ!キャンプツアーの報告です。

伊勢エビの旨みたっぷりのトマトソース


お一人様、伊勢エビ1尾食べられるグルメ・シーカヤック・キャンプツアーとして長らくご愛顧いただいております「エビエビツアー」。
今年は諸般の事情によりサニーコーストカヤックスで開催させてもらいました。

雨降る中津浜近くの五ヶ所湾「おへその灯台」


初日からあいにくの雨模様でしたが、三浦半島のシーカヤック屋さんコアアウトフィッターズのお客さまとスタッフの平野さんがお越しになり、また、愛知蒲郡からはレインボーの中谷さんもお客さまをお連れして参加してくれました。
遠路はるばるいらっしゃったゲストの皆さまに伊勢志摩の海と味覚をたっぷり味わっていただこうと、僕もやる気十分です。

夜は浜でキャンプです。
頃合い良く雨もあがり、テントを張り、タープを広げて、焚火を熾せばもう僕らのプライベートビーチのような気分です。

そしてさっそく伊勢エビをご賞味いただきました。

伊勢エビは自分でさばくこともできます。熟練!?の講師が指導しますよ~


今回、伊勢エビは五ヶ所湾の田曽浦のお魚屋さん山庄水産さんにお願いしました。
新鮮な地物の伊勢エビを生きたまま発泡スチロールの箱に入れて持ってきてくれました。ありがとうございます!
その発泡の箱ごとカヤックのデッキに積み込み、キャンプ地まで漕いできました。

箱を開けると伊勢エビたちはギーギーと鳴き、活きの良さをアピールしてくれました。
さあ美味しく食べてあげるよ~とつぶやきつつ、さばいていきました。
かれこれ伊勢エビさばきも5年以上、手つきも慣れたもので、サクサクとさばいていきます。
漁師ガッパを着て発泡の箱をテーブルにして伊勢エビをさばく姿は、どう見てもシーカヤックガイドさんじゃないですね。笑

そんなこんなで伊勢エビのお造り、茹でたのなどを食べていただき、その殻を使って今度はトマトソースを作りました。
それをパスタと和えて伊勢エビパスタの完成!

コアアウトフィッターズ平野さん撮影の伊勢えびパスタ


この豪快さ。彩の良さ。そしてもちろん味も格別です。
やっぱり伊勢エビは出汁がいいですよねえ。

翌朝も伊勢エビのメニューは続きます。

ご飯を焚火で炊いて、そして昨夜のうちにとっておいた出汁を使ってお味噌汁を作りました。
もちろん赤だしです。

レインボー中谷さん撮影の伊勢エビの赤だしみそ汁


これも色鮮やかな出来栄えです。
お味のほうも濃厚で、朝から贅沢な一品でした。

ご飯のお供にはこんなものも用意しました。
伊勢海老ふりかけ。
 
二日目の朝ごはん。他に納豆も用意しました~


このふりかけは僕のバイト先からの提供品です。
いやあ、ホントに伊勢エビづくしですねえ。

お腹も膨れたところで海へお出掛けです。
出発前のブリーフィング。
ここでは正装?してちゃんとシーカヤックガイドらしく地図でコース説明をしました。

コース説明を真剣に聞く参加者の皆さん



そして離陸。
午前中は五ヶ所湾の湾口を横断して、ぐるーっと周って中津浜の裏側にある浜に着陸してお昼休憩にしました。

中津浜の裏側の自然海岸でお昼休憩


ここで緊急スタッフミーティングを開き、夜遅くから天候が相当悪化していくのを考慮してキャンプを諦めベースに戻る決断をしました。
残念ですが安全には代えられません。

参加者の皆さんも漕ぎ足りない気持ちもあったかと思いますが、そこはベテランばかりなので状況説明をきちんとすることでご納得いただけたのでした。

再び離陸して五ヶ所湾めぐりです。

伊勢現代美術館を海から臨む。翌日、陸路見学に行きました


岸沿いにゆっくりと漕ぎ進み、南伊勢の海をじっくり堪能してもらいました。

集合写真。いかだ組みも素早い参加者の皆さんでした


そうして五ヶ所川河口の浜に戻ってきました。
着陸前に集合写真をぱちり。
夕凪のようにおだやかな五ヶ所湾を背景に、参加者の皆さんも満足そうでした。


最終日は夕方まで五ヶ所湾観光を楽しんでいただき、解散。
二泊三日のエビエビ!キャンプツアーは無事に終了することができました。
参加いただいた皆さま、そして中谷さん、平野さん、ありがとうございました!


こんなグルメツアーは今後も継続していきます!
二泊三日だけではなく、一泊二日バージョンなどもして、いろんな方々のニーズに合わせて開催していきたいですね。