2013年9月16日月曜日

台風にご用心!

台風18号が本州を縦断していっています。
こんな時の、カヤック屋さんの影の苦労話?です。


カヤック屋さんにとってカヤックは大事な商売道具です。壊れたり失くしたりしたら大変です。悲しいです。悔しいです。
そこで、台風が来るとなるとカヤックをしっかりと固定します。

僕の場合はロープを使います。車に載せる時と同じようにぎゅうと締めます。これで折れて壊れない限りは飛びません。


本当は前後一本ずつのロープではなくて数本のロープを使った方がより安全なのでしょうが、超大型台風でもなければまあ大丈夫でしょう、たぶん。


そしてさらにチェーンも通します。これは普段は盗難防止用のチェーンですが、万が一ロープがどうにかなった場合の最後の砦です。

こうしてしっかりと大事な財産であるカヤックをカヤックラックに固定するのですが、これだけでは安心できません。カヤックラックごと転がる危険もあるからです。
そこで最初の写真のようにラックそのものから四方でロープを取り、確保してあります。地面には50cmくらいの杭を打ち込んであります。

これで安心です。
今回も前回も、この方法でしっかりと養生し、そしてちゃんと耐えてくれました。


ただ、相手は自然です。
何が起こるか分かりませんし、人智などあっさり超えることもあるでしょう。
どれだけ備えても足りることはない、くらいに考えるのが相応というものです。

想定外、などという言い訳は結局は後の祭りです。(昨今では政府や大企業が連呼してますが)
安心しきらずにいつも気に掛けることが本当に大切なことなのではないでしょうか。

はてさて、今年はあと何回この作業をすることになるのやら・・・。

2013年9月8日日曜日

南伊勢町防災訓練 スペシャルツアー報告

9月1日、防災の日。
南伊勢町では毎年防災訓練が実施されていますが、今回は特に海辺での防災と観光客の安全確保という新しい要素が加えられた訓練となりました。

この日に向け、僕は「防災の日スペシャルツアー」として防災訓練に参加していただけるお客さまを募集しましたが、残念ながら集客に至りませんでした。
自分の思いを多くの皆さんへお伝えする難しさを痛感するとともに、それでもやらなければならない使命感も湧き、今回は僕のフィアンセに参加してもらうことにしました。

そうして迎えた当日。
朝8時50分ころにいつもカヤックを出艇している五ヶ所川の河口の浜へ行きました。


曇天微風の蒸し暑い海岸に着くと、カーン、カーンと金属音が響いていました。アオサ海苔の養殖の準備をする漁師さんが、網を張る杭を干潟に打ち込む音です。
夏の終わりから準備を始め、秋から種付けをし、そして冬に育ち、春先に収穫するアオサ海苔。
金属の杭を打ち込むのはすべて手作業です。大変な重労働だなあと眺めていると、町内放送が掛かり防災訓練の始まりを告げました。

午前9時、サイレンが五ヶ所浦に響き渡りました。

サイレンは海岸にいても良く聞こえ、津々浦々まで響いているだろうなと思わせました。
避難せよという指示を聞いてから移動開始。


潮が引いていたので防潮扉横の鉄製の階段を使わず、「1」と大きく書かれたコンクリートの階段から避難しました。

避難の際、ライフジャケットは脱がせずツアーの際に持ってきてもらうようお願いしている飲み物も一緒に持って移動しました。
ライフジャケットは万が一の際の大切な浮力体になりますし、防寒、耐衝撃、そして座布団、敷物にもなりえます。

僕はというと同じようにライフジャケットを着たまま飲み物を持ち、さらにいつも携帯している5Lサイズの防水バッグも持っていきました。
この防水バッグの中には携帯電話、ファーストエイドキット、フラッシュライト、エマージェンシーブランケットなどをまとめて入れています。

サイレンに合わせて町の人たちも避難を始めていました。
白いヘルメットを被り、「防災用品」と書かれたナップザックを背負っていく人たちが多く、町の人たちの防災訓練に対する真剣さが伝わってきました。

国道260号線を渡り、五ヶ所神社の境内を抜けて高台にある津波一次避難場所の五ヶ所保育園に着いたのは午前9時10分。
すでに多くの方々が避難し集まってきていました。


五ヶ所川河口の浜から避難に要した時間は10分ほどでした。
慌てずに歩いたので、実際はもう少し早く着くでしょう。

続々と集まってくる町の人たちは地区ごとに点呼を取り、人数の確認などをしていました。
午前9時半、訓練終了と解散の案内がされました。


その後も保育園の園内で消防団による訓練が行われましたが、僕らはそれには参加せずに帰ることにしました。

帰路、坂道を下って川沿いの道へ降りながら僕は、東北の津波の爪痕を思い出していました。この坂のどこまで津波は襲ってくるのだろうかと想像すると、避難訓練の大切さがしみじみと感じられました。



今回初めて参加させていただいた南伊勢町の防災訓練でしたが、色々と考えさせられるいい機会でした。

まずは町の人たちの関心の高さと真剣さに感激しました。この関心の高さは非常時に必ずいい結果につながると思いました。
また、実際浜辺から避難場所まで自分以外の人と一緒に行動するというのも、一人とは違い気を遣うものだということが分かり、いい経験になりました。

反省点・課題としては、水、食料の確保です。
カヤックのスクール、ツアーに参加されるお客さまと自分の食料をどうするのか?それは防災訓練にも非常食を背負って避難していた町の人たちを見て気付かされました。
また、漕いでいる途中でサイレンが鳴った場合の避難場所の確認も忘れてはいけません。ツアーでよく通るルート、休憩に上陸する浜から最も近い避難場所をチェックし、頭の中に叩き込むだけではなくマニュアル化して自分自身にとっても整理し分かりやすくしておくことが必要ではないかと思いました。

防災訓練は年に1回決まった日時に行います。ですが本当の災害はいつ来るかわかりません。
そして容赦なく人も町も襲います。
備えはヒトとモノとアタマでしなければなりません。
課題はまだまだありますが、そうした問題点が見えてきた防災訓練だったと思います。
この経験を活かして万が一の災害時にもお客さまの安全確保に努めていきたいと考えています。

来年も防災訓練には参加させていただこうと思っています。
今回情報をご提供いただき、ご協力してくださった南伊勢町役場の防災課の方々、そして南伊勢町観光協会に感謝いたします。


追記:この日の夜、映画「風立ちぬ」を鑑賞しました。
この映画には関東大震災に遭うシーンがあり、くしくも9月1日に観るという偶然に心が震えました。
映画の主人公のように僕は無償の行動を執ることができるだろうか自問させられ、より深く感銘を受けたのでした。

2013年8月31日土曜日

ひまわり通信 3

いよいよ花も終わり、種ができてきました。


実るほど頭を垂れる何とやら。
重そうに傾げているさまはちょっとさみしそうにも写りますが、それは来年へと繋ぐ種を育んでいるからと思うと、命のバトンを渡す大切な時なのだなあと感じることができます。

小さいほうの株も花は散ってしまい、種を付け始めています。


小ぶりな方でソフトボールくらいの大きさ、大きい方はバスケットボールくらいです。
5mに伸びたというひまわりの種でしたが、僕のところでは親の遺伝子が発現しなかったのか、はたまた風土が合わなかったのか。

もうすぐ種を採集し、来年の種まきの時期まで大事にとっておこうと思っています。
すっかり秋の気配の濃くなってきた五ヶ所湾の太陽をいっぱい浴びて、大きな種をたくさん付けてくれるといいですね。

2013年8月22日木曜日

ルリスズメ

今回は可愛いのを紹介しましょう。
瑠璃色の宝石、ルリスズメダイです。


小指ほどの大きさで、鮮やかなコバルトブルーの体が特徴です。たまに尾だけ黄色っぽいのもいます。
たいがい群れで生息してますね。場所は岩場などの比較的浅いところです。
よほどパドルでかき回したりしない限りは逃げもせずに悠々と泳いでいます。


波が穏やかであればカヤックに乗ったままでも観察できます。


調べてみると、ルリスズメダイは国内では沖縄のサンゴ礁にしかおらず、本州に生息している青い魚はルリスズメダイではなく良く似た「ソラスズメダイ」である、とされていますが、僕にはWEB上の写真などを見る限りでは差がよくわかりません。

まあ、どちらも綺麗だからいいじゃあありませんか!笑


水温の高い時期に良く見かけるルリスズメ。
8月ももう後半ですが、海は10月くらいまでまだまだ暖かいです。

海の宝石・真珠の海で、瑠璃色の宝魚を探してみませんか?

2013年8月15日木曜日

タコクラゲ

今年も出て参りました。
そう、タコクラゲです。(※ クラゲが苦手な方、ごめんなさい!)


タコクラゲは水温が高くなると出てくるようで、ミズクラゲやアンドンクラゲよりも後に登場するイメージがあります。
タコないしインベーダーのような容姿が特徴で、静かな入り江に生息し、無毒です。


その独特の姿を好む愛好家もいるそうで、観賞用にペット化もしているとか。
買う人がいるということは売れるのかな?なんて考えてしまうシーカヤックガイドはいけませんね(笑)。


タコクラゲはたいがい群れています。
すごい所ではパドルを入れるのを躊躇うほど密集していた入り江もありました。
五ヶ所湾でです。さすがにそうなるとシーカヤックに乗って観賞するという雰囲気ではなく、囲まれている感が強かったですね、、、。


こちらはまだ小さいタコクラゲ。(※ 見やすくするために極端なエフェクトをしています)
これで小指の先くらいです。こんなサイズだったら飼ってもいいかな、なんて思えます。

が。実際には先頭の写真のように大きくなります。
あれで傘の直径10cmほど。体長は20cmを軽く超えます。
僕はその1.5倍は大きいのを何度も目撃しているので、気軽にお家で飼うなんてことは考えられません~。


海には実に様々な生き物たちが暮らしています。
シーカヤックに乗って見付ける海の生き物たちとの遭遇もまた、シーカヤックの醍醐味の一つですね。

2013年8月10日土曜日

空調システム導入しました

ゲストルームは西日が入り暑くなるので、よしず(葦簀)を掛けました。
お洒落なサンシェードなども昨今は安価で購入できますが、やっぱりこれでしょう。天然素材に敵うものなし、ですね。


店先にお飾りしてあるしめ縄とも相性がいいようです。
ちなみにご近所もそこら中、よしずだらけです。

室内からこんな感じです。


日差しを優しく遮り、でも外の景色はけっこう見えるのもよしずのいいところ。

そして肝心の断熱効果も抜群です。よしずは室外に立て掛けるので壁や窓との間に空気層を作り、外の熱をしっかりと遮断してくれます。
調べてみると北国では冬の寒さを防ぐのにもよしずを使うとか。
昔からの暮らしの知恵ですねえ。

よしずの材料である葦(よし)は中空構造なので、こうした優れた断熱効果が得られるのでしょう。
ペラペラなブラインドや布ではこうはいきません。
海ではゴアテックスのレインウェアよりも、漁師ガッパのほうが使い勝手がいいのと似ています。

さらによしずは水をかけると涼しくなるともいいます。
素晴らしい、、、。

ついでに古くなったよしずは地面に敷くと下草除けになります。現在、サニーコーストカヤックスのカヤックラックの下で活躍中&土に還りつつあります。


そんなこんなでエアコン要らずの我がゲストルーム。
ツアーの後はゆっくりとおくつろぎくださいな~。

2013年8月3日土曜日

花火

大阪、富田林のPL教団による花火大会を見に行ってきました。


言葉は要りませんね。
動画をどーぞ!


僕はこんなに近くで、こんなに多くの打ち上げ花火を見たのは生まれて初めてでした。

閃光、優美に花開き、そして轟音と衝撃、やがて昇華し舞い落ちる。
王道にして本道。奇をてらわない、直球勝負。

また見に来たいものです。