少し前の話しになりますが、夜桜見物に伊勢市内を流れる宮川の度会橋のたもと、宮川堤の桜並木へ行ってきました。
宮川堤の桜は「日本さんくら百選」にも選ばれる伊勢志摩随一の桜の名所です。
数年間「日本一の清流」と認定されていた宮川沿いに、鮮やかに立ち並ぶ桜並木は日本の春の原風景そのままのイメージです。
桜の時期には屋台も並び、にわかに活気づきます。
人出も多くなりますが、さすがに夜桜となると近隣の人たちしかいないのか、混むというほどでもありませんでした。
ライトアップもされていますが、控えめにしたのか予算がなかったのか、それがちょうど良いあんばいでした。
酔漢もおらず、下品なカラオケもなく、マジメに演奏しているストリートミュージシャンがいるだけでした。
僕は人ごみが大嫌いなので、このくらいの人口密度、まばらな感じが肌に合います。
屋台を冷やかしながら歩いていると、少し肌寒いようでした。
この時、四月上旬。
この数日後に花散らす雨が二日ほど降り、一気にぽかぽか陽気になっていったように覚えています。
後日の宮川堤。
あいにくの曇天でしたが、昼間にも見事な桜を見ることができました。
のどかな伊勢の春の風物詩。
今度はカヤックで川を下って訪ねたいものです。
季節は桜の春から、新緑の初夏へと向かっています。
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2015年4月28日火曜日
2015年4月18日土曜日
またまたカヤックフィッシング ~kayak誌取材協力in尾鷲~ その2
kayak誌取材釣行、二日目は三木里です。
前日、小山浦で惜敗を喫した面々は、手堅く釣果を得ようと我らがホームグラウンド・三木里へと繰り出したのでした。
この日も朝から雨。
天気予報はまたもや大外れでべた凪です。
風はなかったですが肌寒いくらいでした。僕も真冬のウェアで出撃です。
昨日の時点でそれなりに誌面用の写真は撮れたようで、取材班お二人もこの日はやる気モードです。
僕は昨日の教訓を活かしてタイラバで地道に潮目を攻める作戦。
昨日同様、みんなバラバラ、どんどん湾の出口へと漕ぎ進んでいく中、一人浜から数百メートルのところで潮目をなぞってタイラバを落としてはリールを巻き上げていました。
と、潮目と潮目が交わり、まるで交差点のようになっているところを見付け、ここはと感じて攻めていると、フィッシュ・オン!
ピクピクと小気味よく竿がしなります。
ゆっくりとリールを巻いていくと赤い魚影が。
ホウボウでした!
このヒレが美しい~。
これに気を良くしてさらにタイラバで探っていくと、マゴチも釣れました(なぜか写真がない・・・)。
二尾とも船上でエラを外して股座のクーラーバッグに入れました。マゴチは40cmほどあり、バッグの中で曲げないと入りきりませんでした。
が、ラッキーはここまで。
その後は20cmにも満たないエソが一尾のみ。さすがにこの日はリリースしました。
そして3時ころ、ようやく沖のほうへ行っていたみんなも戻ってきました。
途中の浜に上がって魚を処理します。
釣果はこちら!
特大のオニオコゼは中谷さんがゲット。さすが師匠。
ただ、毒針におっかなびっくりで、うれしいんだか迷惑なのか良く分からないリアクションでした。
(ぼくも魚のトゲは苦手なので、軍手をします)
トンビがぴーひょろろと頭上を旋回しているのを感じながら波打ち際で魚のアラの処理。
釣って食うが基本です(エソは除く)。
釣りながらもどうやって食べるかの話題は尽きません。
僕はこんな釣りが好きなのです。
こうしてkayak誌の取材も無事(!?)終わり、みな帰途へついたのでした。
次号kayak誌は4月下旬発売予定です。
今号には取材で使わせてもらったSENTOM(セントム)の「日和」のインプレッション記事を僕が書かせてもらいました。
お求めはサニーコーストカヤックスで!
よろしくお願いします~。
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2015年4月16日木曜日
またまたカヤックフィッシング ~kayak誌取材協力in尾鷲~ その1
はい、行ってきました。
釣りです。もちろんカヤックで。
四月吉日、尾鷲。
小山ハウスの森田さんのベースに集まったのは六人の釣り師。
kayak誌を発行しているフリーホイールの加藤さん、編集長ことレインドッグ野川さん、我が釣りの師匠RAINBOW中谷さんとスタッフさえみちゃん、そして尾鷲の若大将・森田さん。
・・・最近、あんまり顔ぶれが変わらなくなってきましたね。
さて。
一日目は小山浦です。
あいにくの曇り空、そしてポツリポツリと雨まで降ってきましたが、誰一人として弱音も泣き言も言いません。
黙々と竿を準備し、取材班はカメラチェックに余念がありません(お二人は釣りの準備はすでに済ませてたので)。
そしてべた凪の海へ漕ぎ出しました。
天気予報に反して海は穏やかで、潮目も追いやすく、またたく間にばらばらになってしまった6人。
僕は僕で潮目を追って糸を垂れますが、なかなかシブい立ち上がり。
アタリが来ません。
この日の前日、近所の釣具屋で仕入れたタイラバを使っていましたが焦れてきたので、以前、中谷さんにもらったのに替えてみました。
すると、来ました。
タイです。
かなり小振りで20cmほどでしょうか。
加藤さんはマダイだとおっしゃってましたが、僕には分かりません。美味しければそれでいいし。
これが景気付けになったのか続いてヒット。
今度はエソです。
普段ならリリースするエソですが、今日はキープします。
なぜって、今回の取材企画には「エソでかまぼこを作る」というテーマがあるからです。
いつもは憎らしいエソも、この日ばかりはちょっと愛おしく見えます。
結局、僕は同じようなサイズのタイを二尾上げ、さらにエソも二尾で竿をしまいました。
二尾目のタイは前日に買ったタイラバでのヒットだったのでちょっと自己満足。
僕はしゃくらなければいけないメタルジグよりも、ただゆっくりと巻き上げるタイラバのほうが好きだし得意なようです。
さえみちゃんもエソを上げていました。
撮らないで~と言ってますが、どう見てもうれしそうです。
そんなこんなで一日目の釣果がこちら。
クーラーボックスは中谷さんの一つで、みんなのを集めました。
どうやら他の皆さんは苦戦したようで、タイを上げたのは僕と中谷さんだけ、あとはカサゴ他。
残りは大小さまざまなエソ、エソ、エソのエソ祭り。
今日はいいんです、コレで。
編集長のご依頼でなぜか記念写真をパチリ。
この笑顔がこの日の勝ち組が誰かを物語っています。
そしてこの夜。
エソをさばいてすり鉢でゴリゴリとすって練って、蒸して出来上がったエソのかまぼこ。
味はなるほど美味しかったですが、そこへ至る過程には聞くも涙、語るも涙の艱難辛苦、無言無表情で作業する面々の重苦しい空気が小山ハウスに充満していたのでした。
このあたりの詳細は次号kayak誌をご覧ください~。
翌日は三木里へ。
続きは後日アップします!
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2015年4月5日日曜日
剣峠越え
五ヶ所浦の町並みから五ヶ所川に沿って山のほうへとさかのぼり、切原の集落を抜けさらに山へと進んでゆく道、それが剣峠です。
剣峠は五ヶ所湾と伊勢神宮内宮とを結ぶ峠道です。
一応、全線舗装されていますが、落石や倒木が路上に散在していることもあり、車での通行には十分な注意が必要です。
伊勢志摩に暮らし始めて7年目。いまだ通ったことのなかったこの峠道を、桜の開花目前の三月中旬に行ってきました。
国道260号線からサニーコーストカヤックスへ行く信号を海側ではなく山側へ曲がり、五ヶ所川をさかのぼり始めます。
すぐに五ヶ所神社があり、愛洲の里も過ぎるといよいよ山道です。
しばらく進むと切原の集落に出ます。
山間の盆地のようなところに切り開かれた切原の家並みですが、この日は晴れていたこともありとても開放的で明るい印象を受けました。
さらに進みます。
このあたりまでは比較的道幅もあり、通行に不安を感じるような道ではありません。
道の脇には畑も多く、人が頻繁に行き来しているだろう雰囲気がありました。
そうして峠のてっぺんに到着。
峠のてっぺんには石碑も立っています。
その横には歌碑のようなものもありました。
見晴らしがきくわけでもありませんが、ここだけ少し開けていて車を停めておくことできます。
この峠までは南伊勢に暮らす人たちの生活圏内なのでしょう、気安く来れる道でした。
そして、峠を越えて下り道へと進んでいきました。
と、いきなりこの看板。
そう、ここから先は伊勢神宮の領内、宮城林でした。
そして道の様相も一変します。
道幅も車一台がやっと通れるくらいしかなく、路上の落石、倒木が増え、落ち葉も降り積もり、傾斜もきつくなっています。
なるほど、これは危ない道です。
伊勢に住む知人友人たちが口を揃えて危ない、怖かった、もう行きたくないと言うのがやっと分かりました。
峠道というより林道です。
対向車が来たらどうするんだろうとやきもきしながら慎重に下っていくとエンジン音が!
幸いバイクだったのですれ違いには問題なかったのですが、相手がオフロードバイクだったので一抹の不安も。
この先、大丈夫だろうか、、、。
つづら折れになっているところやカーブの内側の舗装が崩れているところ、山側から水が流れて土砂が散乱しているところなど、まさに油断のならない道でした。
そうしてやっと開けたところに出ました。
伊勢市高麗広の集落に出、さらに進むと川が見えてきました。
しかも人影もちらほらと。
そこは伊勢神宮内宮のほとりを流れる五十鈴川でした。
人影は参拝客で、川原で手を洗っているのが見えました。
内宮へ参拝する時は僕も対岸で手を洗っていますが、こちら側に道路が通っていることにも気付いていませんでした。
と、いきなり眼前に信号機が。
内宮の駐車場の奥にある交差点に出て来たのでした。
この交差点も今までは丁字路だと思っていました。
唐突に街中に出てきて、なんだかワープしてきたような感覚でした。
ただしたっぷり40分以上掛かるワープでしたがね。
こうして初めての剣峠越えを無事に終えたのでした。
かつてこの道は真珠王・御木本幸吉が行商のため通ったといわれています。
沿道には幸吉翁が植えたとされる桜並木があり、それは今でも数株残っているそうです。
なかなかの風流人だったといわれる幸吉翁の、それは後世に伝わる名残りでしょう。
なだらかな峠道から林道のような険しい道になり、最後は劇的に伊勢神宮内宮の横に出てくる剣峠。
それなりの覚悟と慎重な運転を心掛けて、皆さんも一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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