6月に南伊勢町の役場で行われた「観光防災セミナー」で知った「防災マップ」の取り組み。
それは宿泊施設を対象にした、宿泊客の皆さんを安全に避難させるためのガイドラインでしたが、それをもっと拡大していこうという機運がすでにあり、僕もぜひそうした取り組みに積極的に参画していきたいと思ったものでした。
そして後日、南伊勢町観光協会の会員の皆さんで構成する「観光防災ワーキンググループ検討会」に参加させていただいた時に、観光協会の事務局の方々と話をさせていただき、我がサニーコーストカヤックスのための防災マップを作ろう!ということになったのでした。
某月吉日。快晴。
事務局の若人二人とともに、実際にサニーコーストカヤックスのベースから津波一次避難場所まで歩いてみました。
防災マップを作るという大切な使命がありますが、気分はちょっとしたお散歩です。
それでもちゃんと用意した地図などの資料を確認し、要所要所で写真も撮りながら歩いていきます。
サニーコーストカヤックスのベースは海からも近いですが五ヶ所川という川のすぐ横でもあります。
また、五ヶ所湾はリアス式海岸なのでけっこう海の近くまで山が迫っています。
そして避難場所は山のほうにあります。
つまり、海を背にして川伝いに山の方へ行けば避難場所へと向かうことになります。
と、見えてきました。
このオレンジ色の看板が避難所を指示しています。
サニーコーストカヤックスのベースから一番近い津波一時避難場所は「五ヶ所保育園」です。
川沿いにあるこの看板は五ヶ所神社に建てられています。
そこを境内の中へといくと、向かって左手、社殿と社務所の間に屋根付きの歩道のような坂道があり、そこを上って行くと今度は白い壁の体育館に辿りつきます。
さらにその左手に上へと上がっていける小道が続き、そこを抜けると目指す五ヶ所保育園が見えてきます。
この五ヶ所保育園で海抜20mです。
ここからさらに山の高いほうへと逃げることもでき、二次避難場所もあります。
時間にして徒歩10分足らず。
おしゃべりしながら写真も撮りつつでしたので、実際はもっと早くたどり着けると思います。
そして、、、こちらが完成した防災マップです!
防災マップはフルカラーで、詳細な住宅地図とルートが書き込まれています。
それだけではなく、ポイントとなる箇所には番号を振り、それに合わせて写真も添えてあり、とてもわかりやすい仕上がりになっていました。
観光協会事務局の皆さん、ありがとうございました!
南伊勢町のマスコットキャラクター「たいみーちゃん」もキュートなサニーコーストカヤックスの防災マップはスクール、ツアーにご参加いただく際、皆さんに見ていただいています。
そして僕は「遠くではなく、高いところへ逃げてください」とも言います。
今年の三月に訪ねた気仙沼の小泉仮設住宅の近くに建てられた津波記憶石の碑文が蘇ります。
学んだことは「地震があったら津波が来る」
とにかく上へ上へと逃げること
「てんでんこに逃げよ」
その教えを伝えたい
(原文まま、碑文より抜粋)
そこで、僕はある企画ツアーを考えました。
その名も「防災の日スペシャルツアー」です。
詳細はホームページをご覧ください。
どうぞご協力のほど、よろしくお願いします。
9月1日 防災の日スペシャルツアー
詳しくはこちら!
0 件のコメント:
コメントを投稿