※画像はネットより拝借
こんなんです。
見た目は緑色のサンゴのようです。触るとぶよぶよしています。
とても食欲をそそる海藻ではありませんが、日本人は、伊勢人はたくましいのです。
そう、伊勢志摩では食べるのです。
近所のスーパーでこのようなかたちで販売されています。
以前から気になっていたのですが、微妙な価格に尻込みしてしまい手を出さなかったのですが、ついに購入してみました。
購入者特典として酢味噌も付けてくれました。
食べ方も袋に記載されています。
このあたりはいかにも日本的だなあと感じます。
このパッケージは酢味噌で和えれば食べられるようになっています。
お手軽、便利な今夜のおかずのプラス一品です。
けれどもスーパーには多数の在庫が並んでいました。
さて、袋から出し、まずは水を良く切ります。
匂いというほどの主張はなく、かすかに磯の気配がする程度です。
こうするともう緑色のサンゴという表現からも離れて緑色のうどんと例えたいところですが、ごめんなさい、どうしても脳みそに見えて仕方がありません。
それでもめげずにしっかりと水を切り、ボールに移して購入者特典としておまけしてくれた酢味噌と和えます。
酢味噌と和えたとたん、日本人の嗅覚は敏感に反応し、食欲がぐっと湧いてくるから不思議です。
見た目も他の食用海藻のそれと大差ありません。
そして盛り付けます。
いよいよ試食です。
お箸でつかみにくいところがまた海藻らしく、ここに来てけっこうテンションが上がってきました。
一口目。
まず思ったのが想像以上に歯ごたえがしっかりしているな、ということです。
ぶつり、とまではいきませんが、さくり、くらいには手応えがあります。意外です。
味はというと、これがほとんど無味です。
酢味噌の主張が強く、ミルそのものの味わいが分かりません。
風味というくらいの磯の雰囲気がする程度で、味よりも歯ごたえが気になります。
そんな不思議な食べ心地に僕はそれなりに箸を往復させていましたが、うちの奥さんはというともういいやというふうに別の物を食べ始めていました。
結論。
酒の肴にはなりませんね。
おかずといってもご飯がすすむたぐいのものでもありません。
ただ、酢味噌の爽やかさと独特の歯ごたえはなんとも涼しげで、夏の晩ご飯の一品として伊勢志摩の人たちに親しまれてきた所以ではないでしょうか。
僕も伊勢志摩に暮らして6年目。
まだまだ知らない食文化もあるものだなあと感じたのでした。
食べ方間違っています。
返信削除食べる分だけ味噌をつけて食べます。
味噌の塩分がみるの水分を外に出してしまうので水分が出る前に食べます。
みるに酢味噌を乗せて食べる感じで食べてみてください。
最近では化粧品の原料の研究も行われています。
コメントありがとうございます。
削除そうなのですね!
この夏も間違った食べ方をして微妙な食後感を味わってしまいました。笑
来年のシーズンが楽しみになりました。