2018年3月14日水曜日

2018年3月13日、14日【JSCA指導者検定会ベーシック課程 三重会場】南三重の仲間たちがプロを目指して受験してくれました!

三重県南部の自然体験活動事業者の仲間たちが【JSCA(日本セーフティカヌーイング協会)指導者検定会ベーシック課程】に受験してくれました!


受験してくれたのは大台町にある「ベルデ大台ツーリズム」さんのお二人。
一昨年に実施した検定で合格されたIさんも関わり、これから大台町でカヤック事業を展開していきたいということで、職業カヤッカー=プロとして資格を取得し、業界団体にも所属したいとのことでした。

講師・検定員は紀北町の「シーカヤックステーション小山ハウス」森田さんと、サニーコーストカヤックス本橋の2名が担当しました。


【JSCA指導者検定会ベーシック課程】は2日間のプログラムです。
1日目は知識検定として「総論」「安全について」「パドルスポーツの基礎知識」という3課目の講義と筆記試験を行い、2日目は技術検定として「漕艇技術」「指導技術」の実技試験と、「安全技術」の講習を行います。

みっちり濃厚な2日間なのです!


1日目の夜は懇親会兼事業者同士の情報交換の場となりました。
自分たちの商売のことなどをけっこう開けっぴろげに語り合えるというのは、プライスレスなことではないでしょうか。

・・・この後、宿泊させていただいた隣町にあるIさん経営の「語らいの里 噺野」で日付が変わるまで語り合い、すっかり夜更かししてしまうのでした。笑


2日目。
春の陽気に包まれた大台町・三瀬谷ダムにて技術検定を実施しました。
まずは「漕艇技術」検定です。

ビデオに撮られることだけが原因じゃなく、検定って緊張するものですよね~。笑


さらに「指導技術」検定が続きます。
漕ぎ方やライフジャケットの装着方法と注意事項、そしてカヤックへの乗り降りの説明を実演してもらいます。

こうした「指導技術」には正解というのはなく、常に変化、そして進化させ続けなければいけないので、色んな人のやっているのを見る機会を作ることも大切でしょう。


お昼ご飯は出艇場所からすぐのところにある「もみじ館」へ。
ご飯とパンが美味しく、しかも中華料理系がおすすめの雰囲気のいいお店ですよ!


午後は「安全技術」講習です。
ここからは検定ではなく講習になるので、受験生のお二人も心なしか表情が晴れやかになってきました。笑

まずはトーイング(牽引)の練習です。


カウテールで引っ張ってみたり、トーイングラインで試してみたり。
道具を使うので、その使い方はもちろん、注意すべき点などについてもしっかりと学びました。

道具は持っているだけではなくて、ちゃんと使用方法を習熟していないとダメですよね。


続いて再乗艇(リエントリー)の練習です。

陸上でやり方を説明する僕。
・・・けっこう疲れます。笑


水上に出て実際にツアーで使用する予定のシットオンカヤックをレスキューする練習もしました。
かなり重いので、コツを押さえていないと腕力だけではなかなかひっくり返せないのです。


こちらは再乗艇の練習風景。
ちなみに水温は11℃。(水温計の実測値です)

みんなドライスーツなどしっかりとしたウェアで講習に臨んでいました。


かなり熱の籠った練習をして、湖から上がったのは午後4時を回っていました。
良い子はマネしちゃいけませんが、プロならこうした意気込みは頼もしいですね!

そして結果は、、、全員合格でした!!
おめでとうございます♪

最後にベルデ大台ツーリズムさんが運営している「宿屋まてまて」にお邪魔して振り返りとまとめをして、【JSCA指導者検定会ベーシック課程】を終了いたしました。
あらためまして合格されたお二人、本当におめでとうございます!



検定会の主管とチーフ検定員をさせていただいたのは今回が2回目でしたが、まだまだ至らない点も多々あったかと思いつつ、運営にも慣れてきた感もありました。

僕は自称「シーカヤック・インストラクター」です。
ガイド業はもちろん、インストラクターとしてもっともっと経験を積み研鑽していきたいと思っております!



0 件のコメント:

コメントを投稿