年の瀬も押し迫った好日、いつもの愉快なJSCA公認指導者の仲間たちとカヤックフィッシングに行ってきました。
場所もいつもの三木里。
今年最後の釣りにふさわしい小春日和。
最後の最後に釣り上げたオオモンハタ
池田さんはfeel freeカヤックの輸入をしていて、この6月にベーシックインストラクター検定に合格、来春には浜松市内にカヤックショップをオープン予定とのこと。
東海エリアのJSCA仲間も増えてきて、釣行もますます楽しくなってきましたねえ。
も、もちろんシーカヤック研鑽のための研修です。笑
さて。
朝もやの漂う三木里の海へと離陸。
朝もやの漂う三木里の海へと離陸。
太陽はまだ山の端に隠れていました。
三木里の夜明けの海に湯気が立ちのぼる
過去、戦績のいい鯛ラバでファーストキャスト。
潮が止まっているのか潮目も見分けにくく、朝まずめはしぶいスタートとなりました。
ぽつぽつとアタリはあるけど食いついてくれません。
他のみんなもエソくらいしか上げられず、それではと沖へと漕ぎだします。
人より遠くへ、人より深場へという心理のなんと浅はかなことでしょう。
それでも沖へと漕いでいくおじさん6人でした。
それでも沖へと漕いでいくおじさん6人でした。
今回、僕が使用したカヤックはパドルコースト製「ザサ ツーリング」。
2014年のニューモデルで、初心者から中級者、そしてコマーシャルツアーのレンタル艇としても活躍してくれるオールマイティなシーカヤックです。
初期安定性も高く、コクピットが広いのでカヤックフィッシングにも十分対応できます。
オプションでロッドホルダーを付けることもできますが、こちらは試乗艇のためノーマル仕様でしたが、海上ではほとんどストレスを感じることなく釣りに専念することができました。
(ちなみに竿はライジャケに挿し、クーラーボックスはやめてソフトクーラーバッグをコクピット奥に入れたりしました)
一番のメリットは移動速度でした。
とにかく移動のストレスがなく(そりゃシーカヤックですから当たり前ですが)、ここのポイントがダメならじゃあ別のポイントへ動こう、というのをすいすいすることができました。
シーカヤックの機動力を知っている僕らにするとザサツーリングのスピードは快適そのものでした。
なのですが、、、釣れません。
途中で仕掛けも変えて鯛ラバからジグにもしましたが、アタリすらなくなってしまいます。
お昼を過ぎても上げられず、飽きっぽい僕はもう上陸して待ってよーかなあなどと戦意喪失していました。
吉角師匠や中谷さんはなにやら釣り上げていて、憎らしいことこの上ありません。
それでも一人でいじけるのもしゃくに障るので、浜のほうへ引き返しながらも潮目を見つけては投げてみるというふうにしていると、なにやら異物が水面に見え隠れしています。
何かなあとぼんやり見過ごしているとすぐ近くに現れました。
それは海ガメでした。
三木里の湾の真ん中よりも奥寄りの、そんなに深くもない場所で海ガメに出会えるなんて、ちょっとラッキーです。久しぶりに海ガメ見たなあ、これは吉兆かなあとも思う反面、いや、アイツが食い散らかして魚を散らしているんじゃないかなどとも逆恨み。
どうも僕は竿を持つと人格が変わるタイプかも知れません。
そしてもう浜まで1キロを切るようなところまで戻ってきてしまい、水深も20mに満たなくなってきてしまいました。
これは本格的にボウズか?いや、昨夜頭は剃ってるからまあいいんだけどなんて自虐的になっていると、久々のアタリです!
えいと合わせてこの日初めてのヒット。
手応えは強くなく大物ではなさそうですがそれでも慎重に引き上げてみると、15cmほどのオオモンハタでした。
これはさすがにリリースしました。
この日は実はクリスマスイブ。いくらボウズでもこのサイズのハタ一匹持ち帰っても後味が悪いだけです。無駄な殺生はせぬ、その代わり君のお父さんかお母さんがどこにいるのか教えてね~なんて思いながら海に返してあげました。
これで今日の釣りもおしまいかなあ、まあ一回だけだけど釣り味も楽しめたし良しとするかと開き直りながらも諦め悪く糸を垂らしているとまたアタリが。
フィッシュオン!
今度はぐいぐい引きます。
丁寧にリールをあやつり引き込んでいくと、竿がグイーンとしなります。
そうしてなんとか上げてみるとまたオオモンハタです。今度は40cmほど(たぶん)のいいサイズ。
これはさっきのヤツが呼んできてくれたのかな、なんてよくわからないですがハタの恩返しと感謝。
さてこれにて終了といつも魚の処理をしている浜に上がると、それにつられるように中谷さんとサエミちゃんも来ました。
中谷さんはカサゴとハマチとホウボウ、サエミちゃんはエソに悩まされながらもいいサイズのハマチを釣り上げていました。
頭上にトンビとカラスが旋回する下、鱗取りとワタの処理をして、帰途につきました。
どうやら池田さんも森田さんも苦戦を強いられていたようです。
吉角さんはなんと真鯛を上げていました。
こうして竿を納めたのでした。
こうして竿を納めたのでした。
次回はいつになることやら。
待ち遠しいものです。
待ち遠しいものです。
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