めまぐるしく過ぎ去った半月あまり。
ブログもホームページも更新をすっかりご無沙汰してしまい失礼しました。
11月下旬に行われた第12次瀬戸内カヤック横断隊。
今年もスタートからゴールまで全行程に参加し、多くの学びを得ることができました。
祝島まであと25kmの最後のキャンプ地にて
牡蠣パイプでアートを創ったマイク(緑のジャケット)
7日間で瀬戸内の海を横断する瀬戸内カヤック横断隊も今回で12回目となり、天候に恵まれ、参加した隊士みんなの意志も固く、なんとか目標としていた祝島まで漕ぎきることができました。
初日、小豆島を出発し、夕方前には瀬戸大橋をくぐることができた
総漕行距離270km。
日の出前に離陸し、海上で朝日を眺め、夕闇迫る浜に着陸する日々でした。
日暮れが迫り、今日の野営地を目指して漕ぐ横断隊士たち
水も食料も7日間無補給。
「own risk(自己責任)」。
実践版シーカヤックアカデミーとして内田正洋氏が始めた瀬戸内カヤック横断隊は次世代へと受け継がれ、新たな10年へと漕ぎ出しました。
僕も横断隊から多くを学び、そして経験してきました。
横断隊に参加し続けてきたことは、今の仕事を選んだきっかけの一つでもあります。
そして瀬戸内というかけがえのない海を知ることもできました。
横断隊はこれからもずっと続いていくでしょう。
僕も関わり続けていきたいと思っていますが、僕自身が何かを始めなければならないという意識も芽生えてきました。
そして12月初旬。
三重県紀北町で開催されたJSCA(日本セーフティカヌーイング協会)の公認指導者検定会シーカヤック応用課程に受験しました。
JSCA公認指導者はインストラクター1(基礎)とインストラクター2(応用)、
そして今年度新設されたベーシックインストラクターがあります
検定会応用課程は講義と筆記試験、海上・陸上での実技試験が3日間に渡り実施されます。
各講義はIT(インストラクタートレーナー)によって行われます
応用課程ではシーカヤックインストラクターに求められる知識と技術と経験が問われます。
できて当たり前。知ってて当然。
ですがそのレベルの高さに自分の未熟さを思い知らされる毎日でした。
2日目の午前中。実技試験が終わった後のひととき
筆記試験も充分手強いですが、やはり山場は実技試験です。
紅葉の秋から一気に真冬のようになった伊勢二見の海で試験は実施されました。
テーマはラフウォーターでのテクニック。
小手先の技術や曲芸のような小技は検定官(IT:インストラクタートレーナー)にはすぐに見破られます。
僕も先月から時間を作って練習をしてきましたが、その甲斐あってか課題はなんとかクリアし、無事合格することができました。
しかしまったく余裕のない合格でした。
インストラクター1(基礎課程)に合格してから6年、目標としてきたインストラクター2検定でしたが、そこはゴールではなく新たな課題が山積する‘道半ば’でした。
JSCAにはさらに先を目指そうとさせる深くて高い目標がたくさんあります。
僕はシーカヤックインストラクターです。
まだまだ、これからも学び続け、研鑽、精進していきます。
そして冬。
おだやかな初冬の五ヶ所湾・五ヶ所川河口付近
五ヶ所湾のアオサ養殖の網は緑色にたわみ、空は青く高く、海はますます青さを深めてきました。
今年も残りわずか。
サニーコーストカヤックスも二回目の冬を迎えます。
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