カキカキ!ツアー二日目。
雲に覆われていましたが風は吹いていません。
朝もやの漂う古和浦 新桑竈
山間からもやが立ち上り、空がだんだん明るくなっていきます。
天気予報では不穏な予想もありましたが、朝食をすませ、ツーリングに出かけることにしました。
海に出てみて、その判断は正しかったとすぐに感じました。
鏡のように凪ぎ、水面にすべてが映し出される
この静寂。
風はそよとも吹かず波も立たず、水面には忠実に写し出された世界が広がり、その境界線上をカヤックが滑るように進む。
こんな日に海を漕ぐ幸せ。
古和浦ならではです。
湾奥から抜け出し、湾口を目指します。
少し外洋からうねりが入り、岩場には波が立っていた
太平洋が見えるあたりまで来ると波長の長いうねりが入ってきていました。
岩場付近には不気味に波が立ち上がり、油断なりません。
それでも岩場を離れれば波もなく風もなく、そのままのんびりと湾口へたどり着きました。
うねりはあれど、風弱く。湾口もこの通り
今年初漕ぎだというお客さまが多かったのでしばらくプカプカと漂い太平洋の波動をカヤックで、身体で感じ、そして引き返すことにしました。
ザサの浜に着陸。最寄の秘境です
湾口からすぐ、ザサの浜に着陸。
こんな天気のときこそ、ザサの浜は神秘的で幻想的で、人跡未踏風な秘境となります。
昨日に引き続き海跡湖であるザサの池を見に行ったり、浜をビーチコーミングしたりとお散歩しました。
そのうちに天気はだんだんと怪しくなってきました。
長居はせずに帰ることにしました。
昼近くになり、雲行きが怪しくなってきた
少し風が出て来たな、と思っていると雨がぱらぱら降ってきました。
途端に不穏な気配が満ちてきたように感じ、寄り道もそこそこに湾奥の新桑竈を目指します。
また山上湖のような湾奥へ帰える
ロッジさらくわの敷地が見えるあたりまで戻ってみるとまた山上湖のように凪ぎ、雨も止んでしまいました。
と、海に向かって枝を伸ばしたウバメガシの木陰から鮮やかな色の鳥が飛び立ちました。
カワセミです。
しばらく釣り筏のロープにとまっているのを追いかけっこしましたがなかなか近寄らせてくれず、結局、近影は撮れずじまい。上の写真にも写ってはいますが、ウォーリーを探せよりも難しいと思います。
こうしてツーリングを終え、後片付けをしてからお昼ごはんを食べ(前夜の牡蠣のアヒージョのオリーブオイルを使ったパスタ!)、少々早めの解散となりました。
伊勢志摩グルメ・シーカヤックツアー「カキカキ!ツアー」。
僕のカヤックの師匠が始めたこのツアーももう二十年ほどになるとか。
秋に開催した「エビエビ!ツアー」とともに、これからも続けていきたい定番ツアーです。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
RAINBOW中谷さん、お疲れさまでした!
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