先月中旬から海に出ること、学ぶことの多い日々を送ってきました。
そしてあらためてシーカヤックの面白さ、奥深さ、自分自身の未熟さも実感し、身に沁みる思いの連続でした。
遅くなりましたが順番に報告していきたいと思います。
1日目は森田さんのベースがある小山浦でレベルアップ講習、翌2日目は五ヶ所湾で実際のレッスン&ツーリングプログラムにアシスタントとして参加して学ぶ実践編、3日目は再び小山浦に戻って日帰りツーリングをしてきました。
1日目、3日目は穏やかでしたが2日目は爆弾低気圧が接近し、普段は湖のように静かな五ヶ所湾も凶暴なまでの風が吹き荒れる時化となり、その中で確実に安全を確保しつつ勉強してもらうかをギリギリのラインで考えさせられ、判断し、そして無事に終わることができました。
翌週。5月28日、29日はJSCA(日本セーフティカヌーイング協会)のベーシックインストラクター検定会が愛知県蒲郡のレインボー中谷さんのベースで実施され、その見学に行きました。
検定は筆記と実技。
1日目は三つの講義があり、その後に筆記テストで知識の確認をします。
2日目は実技検定とSRP(セーフティ&レスキュープログラム)講習。もっとも基本的な漕ぐ技術があるかを見、そのフィードバックをして、さらに安全にツアーを運行する上で大切なレスキューの講習をしました。
3人の受験者はまさに三者三様。漕ぐ技術もカヤックの知識も経験もそれぞれです。そして検定員というのは採点をするわけで、僕はカヤックを始めて以来はじめて点数をつけるという経験をしました。
採点に関してはベテランのIT(インストラクター・トレーナー)のコア アウトフィッターズ代表山口さんとしーかやっく うみうし代表大野さんを中心に、今回初めて検定員となった中谷さんとレインボースタッフのサエミちゃんと僕が採点した点数をみんなで目合わせ(統一の目線、基準を設ける話し合い)していき、どこをどう見るかという検定員に求められる視点を勉強しました。
そして6月3日、4日、5日。昨年より開校された内田正洋さんが塾長を勤める海旅塾が和歌山県湯浅湾で実施されました。
キャンプツーリングをしながら浜辺で座学の講義を行い、シーカヤックを学ぶということに留まらず、海からの視点を養い、日本という国を見つめなおし、グローバルな意識も高め、人間育成を図る講座でした。
「スマートで、目先が利いて、几帳面、負けじ魂、これぞ船乗り」というシーマンシップの基本理念は、これからの21世紀、そして22世紀へと続く人々の営みに必要不可欠だなあと感じました。
なぜなら宇宙船「地球号」の船長は僕たち一人一人なのですから。
知恵熱でもしそうなほどに充実したこの3週間。
詳細を順次アップしていこうと思います。
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