2013年6月28日金曜日

カヤック・ジャンボリーに参加してきました!

昨年に引き続き、三重県の海で開催された「Kayak」誌主催の読者交流イベント「カヤック・ジャンボリー」に参加してきました。


今回は総勢48人!家族連れで参加する方もいるのがこのカヤックジャンボリーのいいところです。
いわゆるシーカヤックのガイドツアーとは違って誰が指示するでもなく、なんとなくみんなでカヤックを運び、準備を進めていきます。


今回の出発地は海山町の清流・銚子川。
海とはまた違う、ラムネ瓶のような碧い水にカヤックを浮かべ、いよいよ出発しました。
先頭は地元ガイドの小山ハウス森田さん。東紀州の海のことなら海底の地形から漁礁まで熟知していそうですが、この日は漕ぐうえでの注意点を説明してくださいました。

河口を出、小山浦へと漕ぎ出します。
さすがに40艇を超す大船団なのでまとまって行くのは大変でしたが、問題もなくキャンプ予定地に無事上陸できました。


上陸したのは元須賀利の浜。ゴロタ石と豊富な流木は、北海道の知床半島のようです。
この浜の背後の林を抜けると池があり、そのほとりにはお社があります。

上陸後はカヤック試乗会をしたり、釣りを楽しんだり、泳いだり、お昼寝したり。
みんなが思い思いに過ごすゆったりした空気感は、この浜によく似合い、そしてカヤックジャンボリーらしさでもありました。

僕はいろいろと試乗をさせてもらいまいた。
今回は、九州から今年も来てくださったウォーターフィールドカヤックスの水野さん、関東からはスクープアウトの堀川さんがシーカヤックUKを、そして日本の老舗フジタカヌーの上田さんもフォールディングカヤックを持ってきてくださいました。
・・・乗ると欲しくなりますね(笑)。楽しかったなあ。
日本のカヤック業界を引っ張っている三社に感謝です!
頑張って販売します~。


夜はカレーを作りました。レインボーの中谷さんレシピを「Kayak」誌編集長・レインドッグ野川さんが読み上げ、それに従ってナチャラの北村さんや参加者の方々、そしてが四苦八苦して作りました。キーマっぽいのと、ミートボールとココナッツミルク入りのカレーです。
お米はアルガフォレスト柴田さんの出番です。二つの鍋で10kgのお米を炊きました。すごい!

さらに、じゃんけん大会もありました。
丸紅フットウェアの林田さんとスクープアウトの高橋さんが持ってきた景品を賭けて、大人たちがじゃんけんで私利私欲を丸出しにする姿はまるで子供のようで、すごく盛り上がりました。
・・・僕はもらえませんでしたが。

この週末は夏至の直後で、しかもスーパームーンでした。
やっと日が落ちたと思ったら大きく明るい月が上がり、浜を照らし続けていました。
(酔っぱらってたので写真が無くてスミマセン~)


翌朝。人が歩く石が擦れる音と焚火の気配で目が覚めました。
午前中はたっぷりフリータイム。
またまた試乗会、釣り、潜り、昼寝にと自由に浜で時間を過ごします。

僕は持参した竿を持って釣りへ。一時間ほど頑張りましたがボウズ~。残念です。
他の人たちはぽつぽつ釣り上げ、お昼にはお刺身にありつけました。


そして昼過ぎ、元須賀利の浜を出発しました。
帰路は直帰したいチームといっぱい漕ぎたいチームとに分かれました。
で、野川さんが「いっぱい漕ぎたい人たちは本橋君の後について行ってください」と。
やれやれ。
こんな無茶振りもカヤックジャンボリーならではかもしれません。

気を取り直してツーリングに出発。なんだかんだでいっぱい漕ぎたいチームは半分以上、30艇近くついてきてくれたようでした。


狭い岩礁帯を抜け、岬を回り込んで外洋に出てみました。
うねりもほとんどなくべた凪の尾鷲の海。
左手には五ヶ所湾へと続く湾と岬が連なり、右手には大泊まで柱状節理の絶壁が続きます。
そして目の前には太平洋。
この解放感と少々の不安と高揚感。シーカヤックっていいでねえ。

ぐるりと回り込んで小山浦を目指して漕ぎ出しました。
途中で直帰チームと合流し、今度は銚子川を遡ってゴール。

片付けもみんなで協力してカヤックを運び、三々五々に解散。
これだけ人が集まるイベントの後に漂う微妙な寂しさもまた、旅情かもしれません。


来年もまた来たいイベントでした!
参加者の皆さん、主催の野川さん、そして他のガイドの方々、お疲れ様でした。

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